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ボクシング

アルテム・ダラキアンの戦績・強さ!知られざる軽量最強の「リトルロマ」

11月15日、プロボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチが東京・両国国技館で行われます。現WBA世界同級1位のユーリ阿久井政悟選手の挑戦を受ける王者が、アルテム・ダラキアン選手(ウクライナ)です。

アルテム・ダラキアン選手の戦績や強さとは?長く王座に君臨しながら、日本ではあまり知名度がないダラキアン選手の強さとともに探りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

戦争前には今はロシア支配下のドネツク、ドンバスでもよく試合してたようだ。今はキーウが拠点のようだが…練習環境はどうなんだろう?

 

◆ボクシング◆
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ダラキアンの戦績

ダラキアン選手の母国ウクライナといえば、あのロマチェンコ、ウシク選手といったPFPトップクラスの世界王者をたくさん輩出してきた「ボクシング大国」でもあります。

その陰に隠れたイメージではありますが、軽量級で無敗のまま長く王座を守り続けているのが、もう一人の母国英雄アルテム・ダラキアン選手です。ではその戦績や強さを一覧表でご紹介していきましょう。

出身は〝格闘技のメッカ〟アゼルバイジャンのバクー。「リトルロマチェンコ」の異名もあるほどねw

https://twitter.com/BoxingNewsPlus/status/1619432736162447360

プロフィール

ダラキアン選手のプロフィールは以下の通りです。

項目 情報
本名 アルテム・ダラキアン(Artem Dalakian)
国籍 ウクライナ
誕生日・年齢 1987年8月10日(36歳)
身長 164cm
リーチ 164cm
アマ戦績 14勝6敗
プロ戦績 22勝(15KO)無敗
デビュー 2011年
経験階級 フライ級
タイプ オーソドックス
KO率 68.18%
主要タイトル WBAインターナショナルフライ級王座
WBAコンチネンタルフライ級王座
第47代WBA世界フライ級王座

戦績

ダラキアン選手の戦績は22勝(15KO)無敗です。一覧は以下の通り。

日付 勝敗 ラウンド・結果 対戦相手 備考
2011/08/26 3RTKO アルツール・オガネシアン(ウクライナ)
2012/01/10 4R判定 3-0(40-36、40-32、40-35) セルゲイ・タシモフ(ロシア)
2012/05/02 4RTKO レバン・ガリバシビリ(ジョージア)
2012/06/21 4RTKO セルゲイ・チェカロフ(ウクライナ)
2012/07/27 6R判定 3-0(60-55、60-54、60-55) キリーロ・コロミエッツ(ウクライナ)
2012/11/10 2RTKO ガーリン・パウノフ(ブルガリア)
2013/04/05 1RKO デビッド・キャナラズ(ハンガリー) WBAインターナショナルフライ級王座獲得
2013/08/24 12R判定 3-0(120-105、120-106、119-106) フアン・プリシマ(比) WBAインターナショナルフライ級王座防衛①
2014/01/24 8RTKO キリーロ・コロミエッツ(ウクライナ)
2014/11/22 2RTKO マルハズ・タトリシュビリ(ジョージア)
2015/07/17 12R判定 3-0(118-110、118-110、118-110) アンヘル・モレノ(スペイン) WBAコンチネンタルフライ級王座獲得
2015/12/05 1RTKO ロバート・キャナラズ(ハンガリー) WBAコンチネンタルフライ級王座防衛①
2016/05/14 8RTKO シルビオ・オルティーヌ(ルーマニア) WBAコンチネンタルフライ級王座防衛②
2016/11/05 3RTKO ジョズゼフ・アジタイ(ハンガリー) WBAコンチネンタルフライ級王座防衛③
2017/04/22 6RKO ルイス・マヌエル・マシアス(メキシコ) WBAコンチネンタルフライ級王座防衛④
2018/02/24 12R判定 3-0(118-109、118-109、118-109) ブライアン・ビロリア(米) WBA世界フライ級王座獲得
2018/06/17 8RTKO ヨドモンコン・CPフレッシュマート(タイ) WBA世界フライ級王座防衛①
2018/12/15 5RTKO グレゴリオ・レブロン(ドミニカ共和国) WBA世界フライ級王座防衛②
2019/06/15 10RTKO デンナパー・キャットニワット(タイ) WBA世界フライ級王座防衛③
2020/02/08 12R判定 3-0(118-110、117-111、117-111) ホスベル・ペレス(ベネズエラ) WBA世界フライ級王座防衛④
2021/11/20 9RTKO ルイス・コンセプシオン(パナマ) WBA世界フライ級王座防衛⑤
2023/01/28 12R判定 3-0(115-113、116-112、115-113) ダビド・ヒメネス(コスタリカ) WBA世界フライ級王座防衛⑥

ダラキアンの強さ

戦績でご紹介したように、2018年からフライ級の世界王座を6度も防衛し続けているアルテム・ダラキアン選手。

非常にKO率が高く、パンチのパワーはもちろんのこと、その特徴は特異なステップワークにあるといわれます。まさに「ウクライナスタイル」とでもいいましょうか、ウシク選手やロマチェンコ選手と似たテクニックの高さ。むしろ同階級内では、この英雄二人よりパワフルかもしれません。

ノーガードのスタイルからタイミングよくパンチを繰り出し、クリンチワークの技術にも非常に優れています。長い距離で戦うのが基本ながらパンチの軌道が読みづらく、卓越したステップワークのために捕まえづらいとの評も。

負け知らずの難攻不落王者であり、これまで母国からほとんど出ずに試合を重ねてきたため世界的知名度が低く、それゆえ対策もとりづらい、ユーリ陣営には厄介なチャンプといえそうです。

ちなみに現在の主要ボクシングメディアのフライ級ランクでは、boxrec、リングマガジンともに3位という〝最強クラス〟の位置づけです。果たしてユーリ選手はどう攻略するのか注目されます。

考えてみれば王者がわざわざ遠い東京に遠征して防衛戦って、それだけ戦争で母国の状況が悪いってことなのかも…

ダラキアンの評価・反応まとめ

ダラキアンって、王者の中ならサニーの次に勝つの難しい相手だと思う
ダラキアンは最近のヒメネス戦で衰えは見せてたが、まだ力を残してることが分かった
ダラキアンVSユーリ阿久井がここまですんなり実現したのは、間違いなくアマプラの力が大きいと思う

出典:https://search.yahoo.co.jp/realtime/search/tweet/1703361097435390389など

まとめ

要約しますと

  • 11月、東京でWBAフライ級世界戦にウクライナの隠れた「リトルロマ」ダラキアン登場
  • 戦績22勝(15KO)でいまだ無敗。18年から王座防衛続ける。挑戦者はユーリ阿久井
  • 特異なステップのハイテクニシャンでパワーも十分。知名度低く対策しにくい難敵!?

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