プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで、王者・井岡一翔選手が挑戦者ロドリゲスJr選手を接戦で下し、三度目の防衛を果たしました。
次戦相手として井岡王者が照準を絞るのがIBF同級王者のヘルウィン・アンカハス選手です。井岡王者との2団体統一戦が期待されるアンカハス選手の戦績や強さは?試合動画とともにシェアしましょう。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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ヘルウィン・アンカハスの戦績
16年にIBF王座を獲得して以来、これまで9度の防衛を続けているヘルウィン・アンカハス王者。33勝(22KO)1敗2分けの戦績を以下に一覧でご紹介しましょう。
結果 | 対戦相手 | 結果 | ラウンド、時間 | 日 | 備考 | |
36 | 勝利 | ジョナタン・ハビエル・ロドリゲス | UD | 12 | 2021-04-10 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
35 | 勝利 | ミゲル・ゴンザレス | TKO | 6(12)、1:53 | 2019-12-07 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
34 | 勝利 | 船井龍一 | RTD | 6(12)、3:00 | 2019-05-04 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
33 | 引き分け | アレハンドロ・サンティアゴ | SD | 12 | 2018-09-29 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
32 | 勝利 | ジョナス・サルタン | UD | 12 | 2018-05-26 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
31 | 勝利 | イスラエルゴンサレス | TKO | 10(12)、1:50 | 2018-02-03 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
30 | 勝利 | ジェイミー・コンラン | TKO | 6(12)、0:52 | 2017-11-18 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
29 | 勝利 | 帝里木下 | TKO | 7(12)、1:53 | 2017-07-02 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
28 | 勝利 | ホセ・アルフレド・ロドリゲス | RTD | 7(12)、3:00 | 2017-01-29 | IBFバンタム級タイトル防衛戦 |
27 | 勝利 | マックジョーアロヨ | UD | 12 | 2016-09-03 | IBFバンタム級タイトルマッチ |
26 | 勝利 | ポール・アポリナリオ | KO | 1(10)、0:35 | 2015-11-13 | |
25 | 勝利 | フアン・プリシマ | KO | 9(10)、1:57 | 2015-05-30 | |
24 | 勝利 | ファディリ・マジハ | KO | 3(8)、1:48 | 2014-11-23 | |
23 | 勝利 | Rachmat Santoso | TKO | 1(10)、2:55 | 2014-08-23 | |
22 | 勝利 | Petchwanchai Sor Visetkit | KO | 1(12)、2:16 | 2014-05-03 | IBF太平洋バンタム級タイトルマッチ |
21 | 勝利 | Inthanon Sithchamuang | KO | 2(8)、1:30 | 2014-02-22 | |
20 | 勝利 | ライアン・ボンカウィル | KO | 2(10)、1:58 | 2013-12-14 | |
19 | 勝利 | アルマンドカサ | TKO | 4(8)、0; 59 | 2013-08-30 | フィリピンルソンプロボクシング協会バンタム級タイトルマッチ |
18 | 勝利 | ランロング徐 | TKO | 4(6) | 2012-12-21 | |
17 | 勝利 | ミゲルタマヨ | TKO | 10(10)、2:46 | 2012-09-21 | |
16 | 勝利 | ジョンポールバウティスタ | RTD | 3(10)、3:00 | 2012-08-12 | |
15 | 敗北 | マーク・アンソニー・ジェラルド | MD | 10 | 2012-03-17 | 失われたWBOアジア太平洋ユースジュニア-バンタム級タイトル |
14 | 勝利 | Rodel Quilaton | UD | 12 | 2011-11-23 | |
13 | 勝利 | 項晶 | UD | 10 | 2011-08-27 | |
12 | 勝利 | ジェイソン・エゲラ | TKO | 8(10)、2:38 | 2011-08-06 | |
11 | 勝利 | レックスティト | UD | 10 | 2011-04-16 | ウォンWBOアジア太平洋ユースジュニアバンタム級タイトル |
10 | 勝利 | ピットアナカヤ | UD | 10 | 2011-02-19 | |
9 | 勝利 | メナードザラゴサ | UD | 10 | 2010-12-22 | |
8 | 勝利 | ジュリアス・アコプラ | TKO | 3(8)、1:08 | 2010-11-20 | |
7 | 勝利 | レオデギア | UD | 8 | 2010-09-26 | |
6 | 勝利 | レドニーケソン | TKO | 6(6)、0:27 | 2010-08-07 | |
5 | 勝利 | レオデギア | UD | 6 | 2010-06-26 | |
4 | 引き分け | アーヴィン・ヤモ | TD | 6 | 2010-05-15 | |
3 | 勝利 | ジミー・ペイパ | MD | 4 | 2009-09-25 | |
2 | 勝利 | Sherwin McDo Lungay | TKO | 1(4)、1:02 | 2009-09-03 | |
1 | 勝利 | レイナルド・ブルアン | TKO | 1(4)、0:48 | 2009-07-27 |
アンカハスのプロフィール
フィリピンが誇る世界王者の一人でもある、若き実力者アンカハス選手。プロフィールも一覧にまとめました。
本名 | ヘルウィン・ジャンティーラ・アンカハス |
通称 | Pretty Boy (プリティ・ボーイ) |
出身 | 北ダバオ州パナボ |
国籍 | フィリピン |
誕生日・年齢 | 1992年1月1日生まれ |
身長 | 168cm |
リーチ | 169cm |
アマ戦績 | 109戦 93勝 16敗 |
プロ戦績 | 36戦 33勝 (22KO) 1敗2分 |
デビュー | 2009-07-27 |
経験階級 | スーパーフライ級 フライ級 |
利き手 | 左 |
タイプ | サウスポー |
KO率 | 67% |
入場曲 | ? |
その他 | 妻子あり 井上尚弥から逃げたと言われる |
アンカハスの強さ
戦績をご紹介したアンカハス選手は身長168cm、リーチ169cmとこのクラスでは長身で大柄。身体能力を生かした踏み込みの鋭さや、左ストレートの貫通力が大きな武器です。
16年、当時のIBF王者アローヨ選手に初めて世界挑戦。王者を運動量で圧倒し、ダウンを奪うなど3-0の完勝判定勝利で見事世界タイトルを獲得しました。
その後は破竹の連続防衛。ロドリゲス選手7R棄権、帝里木下選手に7回TKO勝ち、コンラン選手に6回TKO勝ちなど鮮やかなボクシングで勝利を重ね、今年4月のロドリゲス戦勝利まで、引き分けを挟んで20連勝という強さを見せています。
特徴は、速い踏み込みでワンツーを上下に散らしてくるファイトスタイル。特にステップインは全盛期のパッキャオ選手を彷彿させるスピードと運動量で、まさに「パッキャオ2世」といえそうです。
↓今年4月のアンカハスvsロドリゲス戦
アンカハスのP4P
アンカハス選手の最新パウンドフォーパウンドは以下の通りです。
■ザ・リング … スーパーフライ級4位
■ESPN … スーパーフライ級5位
■World Boxing News TOP50 … 46位
↓アンカハス・ハイライト
アンカハスの負けた試合は?
「パッキャオ2世」の強さと称されるフィリピン屈指の現役世界王者、アンカハス選手ですが、戦績では過去一試合だけ敗れています。どんな試合だったのでしょうか。
これはプロになって2年余りとまだキャリアの浅い2012年、同郷のヘラルド選手から喫したものです。アンカハス選手はWBOアジア太平洋ユース王者として臨んだ試合でしたが、結果は僅差判定負け。
ヘラルド選手は元WBCバンタム級王者ウーバーリ選手や同暫定王者の井上拓真選手とも戦ったことのある実力者で、わずかに及ばず。しかしこの敗戦を糧に経験を積み、その後は世界王者に上り詰め負けなしの戦績を続けています。
アンカハスの海外の評価最新
みんなの反応
アンカハスのボディワークは芸術的だ
ネットの感想
早くバンタム級に移ってモンスター井上に挑戦すべきだと思う
みんなの反応
フィリピンのファンは次のビッグKOを期待している!
ネットの感想
パックマンに触発されているアンカハス!そのまま同じ道を進め
みんなの反応
真のファイターの心を持っているのは、やっぱフィリピン人とメキシコ人だけだな
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- V3のWBO・Sフライ級王者井岡一翔が狙う次戦はアンカハス統一戦
- アンカハスはフィリピンの強豪王者で戦績33勝、負けは1試合のみ
- 「パッキャオ2世」の呼び声もある鋭い踏み込みの長身サウスポー
スーパーフライ戦線では、「階級最強」でWBA・WBC2冠王者のエストラーダ選手が、再びローマン・ゴンザレス選手と戦う方向だとされています。さらにその勝者も、現在空位のWBC正規王者との統一戦が既定路線だと報じられています。
井岡選手が希望するエストラーダ戦はかなり先になりそうな雲行きのため、陣営としては残る1つのベルト・アンカハス選手のIBFを狙うしか選択肢がないのが実情。
果たして井岡陣営がベストと考える「今年年末、日本での井岡vsアンカハス統一戦開催」が実現するのか、今後のプロモートが注目されます。
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