ボクシングのIBF世界フェザー級タイトル戦が、北アイルランドのベルファストでこのほど行われ、ルイス・アルベルト・ロペス王者(メキシコ)が、挑戦者の元WBA世界同級暫定王者マイケル・コンラン選手(アイルランド)をKOで下しました。
初防衛を果たしたルイス・アルベルト・ロペス選手の経歴や戦績は?今回は、日本の阿部麗也選手が次戦の指名挑戦権を持つロペス王者の強さに迫ってみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
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ルイス・アルベルト・ロペスの戦績
日本ではあまり馴染みのないルイス・アルベルト・ロペス選手。しかし海外専門メディアではかなり高い評価の世界チャンピオンです。阿部選手は果たして勝てるのか。その戦績や強さを見ていきましょう。
プロフィール
ルイス・アルベルト・ロペス選手のプロフィールは以下の通りです。
項目 | 情報 |
---|---|
本名 | ルイス・アルベルト・ロペス・バルガス |
通称 | El Venado(鹿) |
階級 | フェザー級 |
身長 | 163cm |
リーチ | 169cm |
国籍 | メキシコ |
誕生日・年齢 | 1993年8月21日(29歳) |
スタイル | オーソドックス |
プロ戦績 | 28勝(16KO)2敗 |
デビュー | 2015年 |
KO率 | 53.33% |
戦績
ルイス・アルベルト・ロペス選手の戦績は28勝(16KO)2敗です。一覧は以下の通り。
日付 | 勝敗・内容 | 対戦相手 | 備考 |
---|---|---|---|
2015/11/06 | ○4R判定 2-1(40-35、39-36、37-39) | フランシスコ・ハビエル・グランデ・パチェコ(メキシコ) | |
2016/01/29 | ○4R判定 3-0(40-36、40-36、40-36) | エリック・トーレス・エスコベド(メキシコ) | |
2016/03/18 | ○4R判定 3-0(40-36、40-36、40-36) | エリク・アドリアン・レイバ・ラモス(メキシコ) | |
2016/04/29 | ○4R判定 3-0(40-36、40-36、39-37) | ホバンニ・サルダナ(メキシコ) | |
2016/09/10 | ○4RTKO | エクトール・カンスダレス(メキシコ) | |
2016/10/22 | ○5RKO | フアン・アントニオ・リベラ(メキシコ) | |
2016/11/19 | ○1RTKO | ホセ・ペク(メキシコ) | |
2017/01/01 | ○8R判定 3-0(80-70、80-70、80-70) | セウス・バレンスエラ(メキシコ) | |
2017/03/03 | ○6RTKO | アルフレド・メヒア・バルガス(メキシコ) | |
2017/08/05 | ○3RKO | マルセリーノ・エルナンデス(メキシコ) | |
2017/10/28 | ○10R判定 3-0(98-91、97-92、99-90) | クリスティアン・ビエルマ(メキシコ) | メキシコ-太平洋沿岸スーパーフェザー級王座獲得 |
2018/01/13 | ○8R判定 (採点不明) | アンドレス・タピア(メキシコ) | |
2018/03/24 | ●10R判定 1-2(94-96、94-96、97-93) | アブラアム・モントーヤ(メキシコ) | |
2018/08/31 | ○3RTKO | マルコ・アントニオ・ガルシア・トレド(メキシコ) | |
2018/09/29 | ○2RTKO | ルイス・クエト・エルナンデス(メキシコ) | |
2018/11/09 | ○6R判定 3-0(59-54、59-53、59-53) | グレゴリオ・トーレス(メキシコ) | |
2018/12/15 | ○5RTKO | ヤイル・パティーノ(メキシコ) | |
2019/02/28 | ○8R負傷判定 3-0(80-72、78-74、77-75) | レイ・シメネス(米) | WBOインターナショナルフェザー級王座獲得(のちに返上) |
2019/05/10 | ●10R判定 0-3(93-97、92-98、94-96) | ルーベン・ビラ(米) | WBOインターナショナルフェザー級王座挑戦 |
2019/08/30 | ○1RTKO | イスラエル・ロハス(メキシコ) | |
2019/09/21 | ○1RTKO | マルコ・アントニオ・モンテロス(メキシコ) | |
2019/12/14 | ○5RTKO | クリスティアン・バエス(ベネズエラ) | |
2020/07/07 | ○10R判定 2-1(96-94、96-94、94-96) | アンディ・バンス(米) | |
2021/03/18 | ○1RKO | マウロ・ロレト(メキシコ) | |
2021/09/10 | ○10R判定 3-0(100-90、100-90、98-92) | ガブリエル・フローレスJr(米) | |
2021/12/03 | ○7RKO | アイザック・ロウ(英) | |
2022/04/09 | ○4RKO | ラウル・チリノ(米) | |
2022/08/20 | ○2RKO | ジェイソン・バルガス(コロンビア) | |
2022/12/10 | ○12R判定 2-0(115-113、114-114、115-113) | ジョシュ・ウォリントン(英) | IBF世界フェザー級王座獲得 |
2023/05/27 | ○5RTKO | マイケル・コンラン(アイルランド) | IBF世界フェザー級王座防衛① |
ルイス・アルベルト・ロペスの強さ【動画あり】
戦績をご紹介したIBFフェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス選手は、日本での知名度は低いものの、リングマガジンの階級ランクではララ、レイ・バルガス選手に次ぐ3位。Boxrecでもフィゲロア、リー・ウッド選手に続く3位と強さが相当高評価のボクサーです。
筋骨隆々、マッチョな野太いスタイルで、被弾しても構わずプレッシャーをかけ、パンチを振り回す剛腕型。エキサイティングなボクシングが持ち味でメンタルも耐久度もかなりタフなようです。
試合の動画でその強さをご覧ください。
↓vsワーリントン戦
↓vsコンラン戦
なぜコンランを簡単に倒せたのか?
戦績では過去判定で2度負けたのみで、近年は11連勝中と世界王座をしっかり固める勢いのルイス・アルベルト・ロペス選手。元暫定王者のコンラン選手との防衛戦では、序盤から強打を振り回して優勢に進め、5Rに右アッパーを炸裂させてコンラン選手が崩れ落ち、相手陣営からタオルが投げ込まれる「圧勝」でした。
BELFAST SILENCED.@VenadoLopez1 does it again 🤫🏆 #LopezConlan pic.twitter.com/3KEvNcIe4n
— Top Rank Boxing (@trboxing) May 27, 2023
コンラン選手といえば、ウッド戦の激闘が有名な技巧派実力者ですが、なぜこれほどあっさり敗れたのか。ロペス選手は不思議と「完全アウェイ」を全く苦にしないどころか、逆に力を発揮するタイプのようです。
昨年末、当時IBFフェザー級王者のジョシュ・ワーリントン選手に挑戦した際は、同選手の地元英リーズの大観衆の中で堂々12回戦い、敵地ながら判定勝ちで王座奪取。
そして今回の初防衛戦もコンラン選手の地元でもあるベルファストで、超アウェイ、「ほぼ全員コンランファン」の雰囲気も全然気にせず、ガンガン攻勢をかけてパワーで勝ちきりました。
王者だろうと世界のどこへでも構わず出かけ、パフォーマンスを出し切る「強力メンタル」が、実はロペス選手の最大の強みかもしれません。
ルイス・アルベルト・ロペス最新の評価まとめ
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/dc500987e2ef94a002361390207ab9fd959406b4/comments
まとめ
要約しますと
- IBFフェザー級世界戦でロペス王者がコンランを敵地で衝撃KOし初防衛。阿部が指名挑戦者
- 戦績28勝(16KO)2敗のメキシカン剛腕ボクサー。被弾構わず圧力かけ続けるマッチョ型
- 敵地英国で世界戦連勝。アウェイが超得意。トリッキー阿部の試合日本開催なら勝機あり?