12月3日に開催の方向で調整が進んでいる、ボクシング元3階級王者カシメロ選手と、現WBO世界ランク9位の赤穂亮選手のスーパーバンタム級ノンタイトル戦。
〝悪童の強豪〟カシメロ選手相手に赤穂選手がどんな戦いを見せるか注目ですが、今回はその赤穂亮選手をクローズアップ。赤穂選手の戦績や強さ、経歴は?印象的な過去の試合動画と、知られざる?ドネア・尚弥両選手との関係もまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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赤穂亮の戦績
プロ戦績40戦以上、現在36歳と20年近いキャリアを持つベテランボクサー、赤穂亮選手。過去二度世界に挑みながらもはじき返されてきましたが、今年を「勝負の年」と位置づけ、現役引退をかけて最後の世界挑戦を公言。そのステップとして、自身最強の敵・元世界3階級王者の強豪、カシメロ選手と戦います。
では赤穂亮選手の戦績や強さなどを以下順次見ていきましょう。
プロフィール
赤穂亮選手のプロフィール一覧は以下の通りです。
本名 | 赤穂 亮 |
通称 | 華麗なる倒し屋 Japanese Flash |
出身 | 栃木県芳賀郡芳賀町 |
国籍 | 日本 |
誕生日・年齢 | 1986年7月2日生まれ |
身長 | 168cm |
リーチ | 170cm |
アマ戦績 | ? |
プロ戦績 | 43戦 39勝 (26KO)2敗2分 |
デビュー | 2011年4月1日 |
経験階級 | スーパーバンタム級 バンタム級 スーパーフライ級 |
利き手 | 右 |
タイプ | ファイター |
KO率 | 66.6% |
入場曲 | 氷室京介 「SLEEPLESS NIGHT 〜眠れない夜のために〜」 |
参考リンク | Youtube Instgram |
戦績
赤穂亮選手の戦績は39勝(26KO)2敗2分けです。一覧は以下の通りです。
戦 | 日付 | 対戦相手 | 国籍 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 備考 |
43 | 2022-09-03 | エドリン・ダプドン | フィリピン | 勝利 | 1R 2:47 | KO | |
42 | 2022-04-02 | 中川麦茶(一力) | 日本 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | |
41 | 2021-06-05 | 杉田ダイスケ(ワタナベ) | 日本 | 勝利 | 3R 1:49 | KO | |
40 | 2020-12-26 | 中村祐斗(市野) | 日本 | 勝利 | 2R 1:52 | TKO | |
39 | 2019-10-05 | グォン・ギョンミン | 韓国 | 勝利 | 6R 0:56 | TKO | |
38 | 2019-04-02 | 藤岡飛雄馬(宮田) | 日本 | 勝利 | 5R | 負傷判定2-0 | 赤穂の負傷による |
37 | 2018-11-19 | 水谷直人(KG大和) | 日本 | 勝利 | 6R 2:45 | TKO | |
36 | 2018-07-13 | ロベルト・ウドトハン | フィリピン | 勝利 | 1R 2:25 | KO | |
35 | 2017-08-05 | 齊藤裕太(花形) | 日本 | 勝利 | 9R 1:13 | TKO | 日本王座初防衛 |
34 | 2017-03-10 | 田中裕士 (畑中) | 日本 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 日本バンタム級王座決定戦 |
33 | 2016-12-24 | ペンティン・サイトソーンジム | タイ | 勝利 | 1R 1:42 | KO | |
32 | 2016-10-11 | 勅使河原弘晶 (輪島功一スポーツ) | 日本 | 勝利 | 10R | 判定2-1 | |
31 | 2016-05-19 | 白石豊土 (協栄) | 日本 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | |
30 | 2015-08-07 | プンルアン・ソー・シンユー | タイ | 敗北 | 2R 1:08 | KO | WBO世界バンタム級王座決定戦 |
29 | 2015-03-28 | プロスパー・アンクラ | ガーナ | 勝利 | 4R 2:59 | KO | WBOインターナショナルバンタム級王座決定戦 |
28 | 2014-11-22 | アントニオ・ガルシア | メキシコ | 勝利 | 4R 2:32 | KO | |
27 | 2014-08-02 | 芹江匡晋 (伴流) | 日本 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | |
26 | 2014-05-21 | ソンセーンレック・ポスワンジム | タイ | 勝利 | 1R 1:22 | KO | |
25 | 2014-03-25 | リチャード・ガルシア | フィリピン | 勝利 | 2R 2:23 | TKO | |
24 | 2013-11-02 | ジェッカー・ブハウェ | フィリピン | 勝利 | 6R 1:30 | TKO | |
23 | 2013-06-01 | エルマー・フランシスコ | フィリピン | 勝利 | 6R 0:44 | KO | |
22 | 2012-12-31 | 佐藤洋太 (協栄) | 日本 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
21 | 2012-08-13 | 戸部洋平 (三迫) | 日本 | 勝利 | 8R 2:58 | TKO | OPBF防衛3 |
20 | 2012-03-03 | 石崎義人 (真正) | 日本 | 勝利 | 12R | 判定2-0 | OPBF防衛2 |
19 | 2011-12-04 | 白石豊土 (協栄) | 日本 | 勝利 | 9R 1:25 | TKO | OPBF防衛1 |
18 | 2011-05-18 | フレッド・マンドラビー | オーストラリア | 勝利 | 5R終了 | TKO | OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦 |
17 | 2010-08-30 | コーラトレック・オーベンジャマッド | タイ | 勝利 | 4R 1:06 | TKO | |
16 | 2010-03-29 | スランチャイ・シッサイトーン | タイ | 勝利 | 1R 1:48 | TKO | |
15 | 2009-12-18 | 中広大悟 (広島三栄) | 日本 | 引き分け | 10R | 判定0-1 | 日本スーパーフライ級タイトルマッチ |
14 | 2009-08-24 | ジョッキーレック・シッスーイ | タイ | 勝利 | 3R 2:10 | TKO | |
13 | 2009-03-01 | 永安潤之介 (川島) | 日本 | 勝利 | 8R | 判定2-1 | |
12 | 2008-12-15 | ノラシン・キャットプラサンチャイ | タイ | 勝利 | 8R | 判定3-0 | |
11 | 2008-07-21 | 古川高広 (協栄) | 日本 | 勝利 | 7R 1:15 | TKO | |
10 | 2008-01-28 | 難波拓人 (明石) | 日本 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | |
9 | 2007-08-27 | 大西建市 (グリーンツダ) | 日本 | 勝利 | 6R 0:18 | TKO | |
8 | 2007-04-23 | 楠浩明 (グリーンツダ) | 日本 | 引き分け | 8R | 判定1-0 | |
7 | 2007-02-05 | 桐野将人 (神拳阪神) | 日本 | 勝利 | 1R 1:41 | TKO | |
6 | 2006-11-01 | 宮口正春 (神拳阪神) | 日本 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | |
5 | 2006-06-01 | 久保裕樹 (横浜さくら) | 日本 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 東日本新人王予選 |
4 | 2005-12-17 | トップネーション大原 (川島) | 日本 | 勝利 | 4R | 判定2-1 | |
3 | 2005-08-04 | 高橋健胤 (大阪帝拳) | 日本 | 勝利 | 2R 0:25 | TKO | |
2 | 2005-05-17 | 渡会雄一 (笹崎) | 日本 | 勝利 | 2R 2:38 | KO | |
1 | 2005-02-26 | 芦川尚史 (北澤) | 日本 | 勝利 | 3R 2:22 | TKO | プロデビュー戦 |
赤穂亮の強さとは【動画あり】
戦績でご紹介した通り、赤穂亮選手はこれまでに第71代日本バンタム級王座や第32代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座という地域タイトルを獲得。
負けたのは二度の世界挑戦だけという強さを誇っています。KO率も高く、スーパーバンタム級の日本人選手としては有数のハードパンチャーだといえます。
積極攻勢のファイトスタイルだけに、ややパンチが大振りで防御が甘くなることもあり、パンチの被弾が多いのが弱点との指摘も。
ただ現在のSバンタム級では連勝続きで大変好調を維持しています。本人の昨年のインタビューでも「皆が思う俺って、瞬発力や運動神経で勝負しているボクサーかと。自分で言うのもなんだが、俺みたいなタイプはいい時はいいけど落ちる時も早い。瞬発力で勝負できなくなったら終わりなので。でもスピードが落ちない。これって強がりじゃなくてパンチ力がむしろ上がっている」と、階級の適正さや調子の良さを強調しています。
ではそんな赤穂選手の直近三連勝の動画をご紹介しましょう。
↓昨年の杉田ダイスケ戦(3RTKO)
↓昨年の中川麦茶戦(判定)
↓今年のダプドン戦(1RTKO)
ドネアとの関係
戦績と強さを動画でもご紹介した赤穂亮選手。朴訥かつ滑らかなトークや冷静で分かりやすいボクシング分析でも定評があり、SNSでファンの支持が高い実力者です。
その人柄の魅力は交友の広さにも表れている様子。とりわけ「アジアの軽量級レジェンド」ドネア選手との親しい関係で知られます。
メディアによると、15年、フィリピンでドネア選手の試合のアンダーに出場し、実力を注目されたのが交流のきっかけ。
赤穂選手を高く評価したドネア選手がスパーリングパートナーに抜擢。親日家でもあるドネア選手はその後、来日するたびに赤穂選手所属の「横浜光ジム」を練習拠点にし、これまで20回近くスパーリング相手を務めたそうです。
↓ドネアvs赤穂公開スパー
井上尚弥との関係
さらに赤穂亮選手は〝モンスター〟井上尚弥選手との関係もファンの間では有名です。14年、まだ世界挑戦する前の若き尚弥選手と、当時WBCのSフライ級8位の世界ランカーだった赤穂選手がスパーリング。
本来の相手が欠席したため急きょ、2階級上ながら手合わせし、モンスターの強さを体で実感した貴重なボクサーとなりました。
赤穂選手は実は、井上選手が高校時代にも「ご指名」でスパーを行ったことがあるそうで「強い。全てのレベルが高い」と脱帽していました。
↓井上尚弥とのスパーを語る赤穂
赤穂亮の評価まとめ
引用:https://twitter.com/precision77/status/1576246048099487745
引用:https://twitter.com/kazuyoshi1972/status/1576231157565300736
引用:https://twitter.com/cad239752952/status/1576130325784145920
引用:https://twitter.com/kumakun_1231/status/1576208860930781187
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 最大の難敵カシメロに挑む赤穂亮。戦績39勝(26KO)。世界戦だけ2度敗れる
- 栃木出身36歳のベテランボクサー。キャリア最後にカシメロ破って世界の夢を
- ドネアが認め交流深い「親友」。井上尚弥とは高校時代からスパーし強さ体感
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