ボクシングWBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ選手(英国)と、“ロマゴン”こと元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス選手(ニカラグア)のタイトルマッチが、2月29日に米で行われることが決まりました。
王者ヤファイ選手の戦績や強さとは?かつて「無双」を誇ったロマゴン選手の復活劇はなるのか、試合の予想とともにシェアしましょう。
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
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ヤファイの戦績一覧
そもそもはこの年頭に、WBC王者エストラーダ選手との統一戦が行われる方向だったヤファイ選手。エストラーダ選手のケガで中止となり、あまり間隔を空けないうちに相応な強さの相手を模索していたところとされます。
ロマゴン選手は「元4階級王者・PFP1位」という世界的ビッグネーム。ロマゴン選手は自身のケガも癒え、負けが込んでいるSフライ級で再起をかけているさなかでもあり、互いの条件が一致したようです。
そんなロマゴン選手の挑戦を受けるヤファイ選手の戦績一覧は以下の通りです。
年月日 | 対戦相手 | 勝 敗 分 | 結果 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
2020-02-29 | Roman Gonzalez | 48 2 0 | 2月に決行 | |||
2019-06-29 | Norbelto Jimenez | 29 8 4 | 勝 | UD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2018-11-24 | Israel Gonzalez | 23 2 0 | 勝 | UD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2018-05-26 | David Carmona | 21 5 5 | 勝 | RTD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2017-10-28 | Sho Ishida | 24 0 0 | 勝 | UD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2017-05-13 | Suguru Muranaka | 25 2 1 | 勝 | UD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2016-12-10 | Luis Concepcion | 35 4 0 | 勝 | UD | World Boxing Association World Super Fly Title | |
2016-10-22 | Johnson Tellez | 9 27 5 | 勝 | KO | ||
2016-06-25 | Jozsef Ajtai | 15 3 0 | 勝 | TKO | ||
2016-03-05 | Dixon Flores | 12 3 2 | 勝 | KO | vacant World Boxing Association Inter-Continental Super Fly Title | |
2015-10-17 | Jason Cunningham | 17 2 0 | 勝 | UD | vacant BBBofC British Super Fly Title | |
2015-09-05 | Aron Juarez | 6 2 1 | 勝 | KO | vacant BBBofC British Super Fly Title | |
2015-05-09 | Isaac Quaye | 27 10 1 | 勝 | TKO | ||
2015-03-28 | Cristofer Rosales | 10 1 0 | 勝 | PTS | ||
2014-11-15 | Everth Briceno | 35 9 2 | 勝 | UD | International Boxing Federation Inter-Continental Super Fly Title | |
2014-09-20 | Herald Molina | 17 8 3 | 勝 | KO | vacant International Boxing Federation Inter-Continental Super Fly Title | |
2014-05-21 | Yaqub Kareem | 13 3 1 | 勝 | KO | vacant Commonwealth (British Empire) Super Fly Title | |
2013-12-14 | Ashley Lane* | 4 3 2 | 勝 | TKO | ||
2013-10-26 | Santiago Bustos | 6 2 1 | 勝 | PTS | ||
2013-03-30 | Michael Ramabeletsa | 8 9 0 | 勝 | PTS | ||
2013-01-19 | Gonzalo Garcia Duran | 9 6 2 | 勝 | RTD | ||
2012-12-08 | Jorge Perez | 11 5 0 | 勝 | TKO | ||
2012-11-17 | Pio Antonio Nettuno | 7 5 0 | 勝 | KO | ||
2012-10-20 | Scott Gladwin | 5 1 0 | 勝 | TKO | ||
2012-09-22 | Victor Koh | 4 6 2 | 勝 | PTS | ||
2012-09-08 | Richard Voros | 4 8 0 | 勝 | TKO | ||
2012-07-07 | Delroy Spencer | 14 139 3 | 勝 | RTD |
ヤファイの強さとは
ヤファイ選手は英バーミンガム出身の30歳。オーソドックスタイプのボクサーです。アマボクシング出身で、北京五輪にフライ級で出場した経験を持ちます。
12年にプロに転向。長らく地元英国やアイルランドで試合を行い、16年にWBAスーパーフライ級王者コンセプシオン選手と対戦。前日計量で体重超過した王者が王座剥奪となり、ヤファイ選手が判定勝ちして新王者となりました。
一覧でご紹介したように戦績は26戦無敗(15KO)と強さを継続中。これまでタイトルを5度防衛していますが、ここ2戦は苦戦が続いています。
まず18年の対イスラエル・ゴンサレス戦では、再三ゴンザレス選手に押し込まれる苦しい展開。3-0ではありましたが「疑惑の判定勝ち」とも呼ばれる結果でした。前回ヒメネス戦も内容的にはかなり“さえない”判定決着となり、無敗とはいえ王者としての評価が落ちたといわれます。
ヤファイ選手はアマエリート出身ならではの高い技術が特徴。ボディワークとサイドへの動きが上手く、相手の反撃を封じる防御も優れているとされます。
パンチ力はさほどでもないものの、ガードの上からでも放って手数を稼ぎ、試合運びの巧みな「曲者王者」との評も聞こえます。
https://twitter.com/DAZN_USA/status/1217899904619761667
ヤファイvsロマゴンを予想してみた
前述のとおりプロでは無敗を続ける戦績と強さのヤファイ選手。では6度目の防衛戦となるロマゴン戦の予想はどうなのでしょうか。
ネットのファンの予想では大きく二つに割れているようで、なかなか展望が難しい試合といえるのかもしれません。
「ヤファイ優位」の見方では「ヤファイは打っては離れてを繰り返し、負けないボクシングをしそう」「今のロマゴンでは倒せそうにない」「ロマゴンは階級の壁でパワーが通じなくなり、年齢的衰えもある」といった声が多く、「ヤファイ判定勝ち」との予想が大勢。
一方「ロマゴン優位」派は「パッキャオ、ドネアしかり実力王者は30超えてから本領発揮」「最近の2戦を見ればまだまだ力はある」「ヤファイはやりづらいタイプだが難攻不落ではない」「ヤファイは接近戦で脆いからチャンスあり」など、ロマゴンKO勝ちを期待します。
ロマゴン選手が前にプレッシャーをかけ続け、得意の強いコンビネーションをヒットできれば「前半決着の可能性あり」、ヤファイ選手がしのぎ切れば「判定で6度目の防衛」、という予想にまとまりそうです。
https://twitter.com/MatchroomBoxing/status/1218524691499036672
ヤファイvsロマゴンへのみんなの予想・反応
みんなの感想
ヤファイも倒すパンチはあるからスリリングな技術戦がみれるのでは。ソリスvsリゴンドーに次いで楽しみな一戦
ネットの反応
挫折から立ち上がるロマゴンが見たいし、勝ってもらって井岡と統一戦してほしい
みんなの感想
ボクシング記者からもヤファイvsロマゴンは予想が難しいという意見がみられる。最大の懸念はフィジカル差。ヤファイって結構でかいからな
ネットの反応
世間的に見れば「強い相手とやらないヤファイ」対「階級の壁かつ衰えのあるロマゴン」という印象かな。ヤファイ陣営は勝算あるんだろう。ロマゴンはケガもあったし厳しそう
みんなの感想
ロマゴンの明確な復活劇を見れるのかそれともヤファイが圧力をはねのけて勝つのか。楽しみです
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ここがポイント
- 2月末にSフライ級世界戦・王者ヤファイvsロマゴンが正式決定
- 無敗の王者に、再起かけケガ明けの元4階級王者ロマゴンが挑む
- ロマゴンが王者の距離を潰して昔通りに倒せるか。復活期待の声も
ヤファイvsロマゴン戦は、「戦国時代」の様相の2020スーパーフライ級では最初のビッグマッチといえます。WBC王者でPFPランカーでもある「階級最強」エストラーダ選手がケガで戦線離脱中のなか、オールドネームのロマゴン選手が仮に王座返り咲きとなれば、勢力図がさらに混沌に。
WBO王者井岡、IBF王者アンカハス選手らとの統一戦に加え、フライ級の強力王者田中恒成選手が参戦する可能性も今後考えられ、エストラーダ選手が復帰する頃にはかなりファンを興奮させるマッチアップが期待できそうです。