ボクシングで今、スーパーフライ級戦線が熱い状況になっています。昨年末に日本で3階級制覇王者田中恒成選手が勝利、WBO世界王者井岡一翔選手も見事防衛し、2~3月にも世界でタイトルマッチなどが続々予定されています。
年内に4団体統一のビッグマッチも予想されるスーパーフライ級。そもそも体重は何kg?現在どんな王者がいて最強は誰なのか。最新の〝勢力図〟をまとめました。(出典:Wikipedia、BoxRecなど)
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スーパーフライ級の体重(ボクシング)
男子では体重別に17階級に細分化されているプロボクシング。スーパーフライ級の体重上限は「52.16キログラム/115ポンド」です。これは最軽量のミニマム級から数えて4番目で、軽量級では特に実力者が多い、中心的なクラスと呼ばれています。
スーパーフライ級の最強選手は誰?
スーパーフライ級は今、体重別全17階級の中でも、激戦で実力伯仲の階級の一つだといわれます。では現状どんな王者が君臨して、そのうち最強は誰なのか。順次見ていきましょう。
ファン・フランシスコ・エストラーダ
「ボクシング王国」メキシコの軽量級を代表するチャンピオン。現WBAスーパー・WBC世界スーパーフライ級フランチャイズ王者です。
元WBAスーパー・WBO世界フライ級王者で、世界二階級を制覇。31歳でタイプはオーソドックス。戦績は42勝(28KO)3敗です。
ヘルウィン・アンカハス
こちらもボクシングでは世界有数の名王者を輩出しているフィリピンを代表する王者。IBFスーパーフライ級王座をすでに9度も防衛しています。
スタイルはサウスポーの30歳。戦績は33勝(22KO)1敗2分けです。
井岡一翔
32歳、日本が世界に誇る「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」。井上尚弥選手に次いで、特にボクシング技術・IQの高さで世界から評価の高いチャンピオンです。
日本男子で史上初めて、ミニマム~Sフライまでの世界4階級を制覇したボクサーでもあります。
スタイルはオーソドックス。コロナ禍の中でも、昨年末から日本国内で精力的に防衛戦をこなしています。戦績は28勝(15KO)2敗です。
ジョシュア・フランコ
米国出身の26歳、現WBA世界スーパーフライ級正規王者。オーソドックスタイプで、戦績は18勝(8KO)1敗です。
その他
スーパーフライ級では現王者のほかにも、元王者で今でもPFPトップランカーのローマン・ゴンザレス(通称ロマゴン)、シーサケット・ソー・ルンビサイ、クアドラス各選手や、日本でも3階級王者として体重を上げてきた田中恒成選手ら、強豪が目白押しです。
スーパーフライ級の現在の力関係を解説
体重的には軽量級の中心とされるスーパーフライ級。では現状で最強ボクサーは誰なのか、海外ボクシング専門誌の最新PFPランキングからチェックしてみましょう。
◆ザ・リング(老舗雑誌)
・全体PFP … 7位エストラーダ、9位井岡
・階級内PFP … リング王者エストラーダ、1位シーサケット、2位ロマゴン、3位井岡、4位アンカハス、5位フランコ、6位クアドラス
◆ESPN
・全体PFP … 9位エストラーダ
・階級内PFP … 1位エストラーダ、2位ロマゴン、3位シーサケット、4位井岡、5位アンカハス、6位フランコ
◆WBN
・TOP50・PFP … 10位エストラーダ、13位井岡、15位ロマゴン、23位田中恒成、25位シーサケット、47位アンカハス
ボクシング専門誌の見方を集約すると、現時点で最強は2団体王者のエストラーダ選手といえそうです。彼は唯一、3大ボクシング誌すべてで全階級PFPのトップ10以内にランクしています。次が井岡選手、またはロマゴン選手といったところでしょうか。
スーパーフライ級に関するネットの反応
引用:https://twitter.com/kim1123y/status/1480331648688615424
引用:https://twitter.com/gmabox_111/status/1480799454911692802
引用:https://twitter.com/Daisuke34469411/status/1480683185868779520
引用:https://twitter.com/in44y1/status/1479401189796364288
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- スーパーフライ級とは体重は?王者の顔ぶれや「誰が最強なのか」調査
- 下から4番目で軽量級の中心。現在の王者は4団体の5人。日本人は井岡
- 現最強は3大誌でPFPトップ10のエストラーダか。井岡もかなり上位に