ボクシング注目のリマッチ、WBAスーパー・IBF・WBOヘビー級タイトル戦「王者アンディ・ルイスJr vs アンソニー・ジョシュア」が7日、サウジアラビアで行われます。
「ヘビー級エースファイター」の名をほしいままにしてきたジョシュア選手が、意地にかけてリベンジできるのか必見ですが、ただファンの間では「またルイスにやられちゃうんじゃない?」と懸念の声も…。
これまで圧巻の戦績をあげ続けてきたジョシュア選手ですが、なぜ今「弱いかも」と言われるのでしょうか。大一番の前にあらためてジョシュア選手の戦績や弱点などをまとめました。

※上記画像は、ジョシュアがリスペクトする、ヘビー級の神様「モハメド・アリ」の顔画像であります。
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アンソニー・ジョシュアの戦績・強さ
ジョシュア選手は英国出身の30歳。ロンドン五輪金メダリストというアマエリート出身で、プロ転向後もデビューから20戦連続KO勝ちという圧巻の戦績。
16年の初戴冠以降、防衛を重ねながらみるみるヘビー級3団体統一王者へ。無敗を続けたものの、今年6月のルイスJr1戦がよもやの初黒星となりました。
そんなジョシュア選手の基本情報と戦績一覧をシェアしておきましょう。
ジョシュアの基本情報
本名 | アンソニー・ジョシュア | |
出身 | イングランド ワトフォード | |
国籍 | イギリス | |
誕生日・年齢 | 1989年10月15日生まれの31歳 | |
身長 | 198cm | |
リーチ | 208cm | |
アマ戦績 | 43戦40勝3敗 | |
プロ戦績 | 26戦24勝(22KO)3敗 | アンディ・ルイスjr、オレクサンドル・ウシクに2回負けている |
デビュー | 2013年10月5日 | |
経験階級 | ヘビー級 | |
利き手 | 右 | |
タイプ | オーソドックス | |
KO率 | 84.61% | |
その他 |
ジョシュアの戦績一覧
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考・その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
27 | 2022年8月20日 | ● | 12R | 判定1-2 | オレクサンドル・ウシク | ウクライナ | WBA、IBF、WBO世界ヘビー級王座タイトルマッチ |
26 | 2021年9月25日 | ● | 12R | 判定0-3 | オレクサンドル・ウシク | ウクライナ | WBA、IBF、WBO世界ヘビー級王座陥落 |
25 | 2020年12月12日 | 〇 | 9R | KO | クルラト・プレフ | ブルガリア | WBAスーパー・IBF・WBO・IBO初防衛 |
24 | 2019年12月7日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | アンディ・ルイス・ジュニア | メキシコ | WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ 試合前 |
23 | 2019年6月1日 | ● | 7R 1:27 | TKO | アンディ・ルイス・ジュニア | メキシコ | WBA・IBF・WBO王座陥落 |
22 | 2018年9月22日 | ◎ | 7R 1:59 | TKO | アレクサンデル・ポベトキン | ロシア | WBA防衛3・IBF防衛6・WBO防衛1 |
21 | 2018年3月31日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ジョセフ・パーカー | ニュージーランド | WBA・IBF・WBO世界ヘビー級王座統一戦 WBA防衛2・IBF防衛5・WBO王座獲得 |
20 | 2017年10月28日 | ◎ | 10R 1:34 | TKO | カルロス・タカム | フランス | WBA防衛1・IBF防衛4 |
19 | 2017年4月29日 | ◎ | 11R 2:25 | TKO | ウラジミール・クリチコ | ウクライナ | IBF防衛3 WBA世界ヘビー級スーパー王座決定戦 IBO世界ヘビー級王座決定戦 |
18 | 2016年12月10日 | ◎ | 3R 2:02 | TKO | エリック・モリーナ | アメリカ合衆国 | IBF防衛2 |
17 | 2016年6月25日 | ◎ | 7R 1:01 | KO | ドミニク・ブラゼール | アメリカ合衆国 | IBF防衛1 |
16 | 2016年4月9日 | ◎ | 2R 1:52 | KO | チャールズ・マーティン | アメリカ合衆国 | IBF世界ヘビー級タイトルマッチ |
15 | 2015年12月12日 | ◎ | 7R 1:27 | TKO | ディリアン・ホワイト | イギリス | WBCインターナショナル防衛3 コモンウェルス防衛1 BBBofC英国ヘビー級王座決定戦 |
14 | 2015年9月12日 | ◎ | 2R 1:22 | TKO | ゲーリー・コーニッシュ | イギリス | WBCインターナショナル防衛2 コモンウェルスイギリス連邦ヘビー級王座決定戦 |
13 | 2015年5月30日 | ◎ | 2R 1:21 | TKO | ケビン・ジョンソン | アメリカ合衆国 | WBCインターナショナル防衛1 |
12 | 2015年5月9日 | ◎ | 3R 1:21 | KO | ラファエル・ザンブラーノ・ラブ | ブラジル | |
11 | 2015年4月4日 | ◎ | 3R 2:56 | KO | ジェイソン・ガバーン | アメリカ合衆国 | |
10 | 2014年11月22日 | ◎ | 1R 1:26 | TKO | マイケル・スプロット | イギリス | |
9 | 2014年10月11日 | ◎ | 2R 1:00 | TKO | デニス・バクトフ | ロシア | WBCインターナショナルヘビー級王座決定戦 |
8 | 2014年9月13日 | ◎ | 3R 1:16 | TKO | コンスタンチン・アイリッチ | ドイツ | |
7 | 2014年7月12日 | ◎ | 2R 2:33 | TKO | マット・スケルトン | イギリス | |
6 | 2014年5月31日 | ◎ | 1R 1:23 | KO | マット・レグ | イギリス | |
5 | 2014年3月1日 | ◎ | 1R 2:14 | KO | エクトル・アビラ | アルゼンチン | |
4 | 2014年2月1日 | ◎ | 2R 0:51 | KO | ドリアン・ダーチ | イギリス | |
3 | 2013年11月14日 | ◎ | 2R 1:38 | TKO | フルヴォイェ・キシチェク | クロアチア | |
2 | 2013年10月26日 | ◎ | 2R 0:50 | TKO | ポール・バトリン | イギリス | |
1 | 2013年10月5日 | ◎ | 1R 2:47 | TKO | エマニュエリー・レオ | イタリア | プロデビュー戦 |
ジョシュアのファイトスタイル
ジョシュア選手は身長198cm、リーチ208cmの大柄な体格を生かして中距離からストレートを放つ「ボクサースタイル」が特徴。戦績が示す通りパンチの威力は相当凄く、アマエリートらしくワンツーやコンビネーションも多彩に相手を追い詰めます。
そんなジョシュア選手も無名のルイスJr選手に〝惨敗〟し無冠転落すると、ファンからは俄に「意外と弱い」との声が上がりはじめました。
Clash On The Dunes
Live on @SkySportsBoxing & @DAZN_USA pic.twitter.com/imPPDwSMjg
— Anthony Joshua (@anthonyfjoshua) 2019年12月4日
ジョシュアが弱いという声がある理由
6月の「ルイスJr vs ジョシュア1」では、3Rにいきなりジョシュア選手がルイス選手からダウンを奪い、ファンの多くが「あー、戦績通りまたジョシュアの序盤KO勝ちか」と思ったはずです。
ところがジョシュア選手は勝ちを焦ったのか、それとも油断したのか、安易に踏み込んでいくと「予想外」に回転速く鋭いカウンターを放つルイス選手の返り討ちに遭遇。
逆に計4度もダウンを奪われ、ついに7R、脆くもマットに崩れ落ちTKO負けを喫してしまいました。この負け方のため、ファンからは「ジョシュア弱い」説が噴出。その大きな理由の一つは「打たれ弱い」ことです。
17年のクリチコ戦でもダウンを奪われるなど〝意外と打たれ弱い〟との指摘はありましたが、ルイス選手の相打ち覚悟の強烈カウンターにもあっさり撃沈。
またルイス選手のように、スピードがあり前に前にとプレッシャーをかけてくるタイプも苦手、という弱みも露わになりました。再戦ではジョシュア選手がどうこれらの弱点を克服できるのかが、勝敗の鍵となりそうです。
https://twitter.com/DAZN_USA/status/1202251622803484672

ジョシュア、ワイルダー、フューリー、ルイス1番強いのは?
圧倒的な戦績の割に「意外と弱い」というファンの声も聞かれるジョシュア選手。では現時点で、ヘビー級の主要4団体王者及び元王者の4人のうち「誰が1番強いのか」調べてみました。
ボクシング専門メディアが評価し公表している「ヘビー級ランキング」が一つの指標になると思われますので、以下にご紹介します(5日現在)。
【ザ・リング】
1位、フューリー 2位、ワイルダー 3位、ルイス 4位、ジョシュア
【WBN】
1位、ワイルダー 2位、フューリー 3位、ルイス 4位、ジョシュア
【ESPN】
1位、ワイルダー 2位、フューリー 3位、ルイス 4位、ジョシュア
先日のオルティス戦劇的KOの印象が強いためか、2メディアがワイルダー選手を1位に。全メディアでジョシュア選手は最下位になっています。専門家の見方でも、やはり4人の中ではジョシュア選手が「1番弱い」という結果になっているのが現状のようです。
https://twitter.com/BronzeBomber/status/1200951943239102464
https://twitter.com/BTSportBoxing/status/1201114709870698496

ジョシュアへのみんなの評価まとめ
みんなの感想
次戦はジョシュアの精神力とルイスの真の実力、双方ともに試される試合のような気がする
ネットの反応
ジョシュアはしっかりとルイス対策を立てて来るだろうから、体格差で劣るルイスは苦戦するかも知れないが、1発逆転もあるしなぁ
みんなの感想
今回もルイス相手に不甲斐ない試合をしたら完全に差をつけられてしまう。ジュシュアには相当なプレッシャーがあると思う
ネットの反応
ジョシュアの問題はスタミナに難があることと、決定的なのは「打たれ脆さ」。これはヘビー級では致命傷
みんなの感想
まだワイルダーともオルティスともフューリーとも戦ってないジョシュアを「絶対王者だ」と考えてた人がいるとは思えないが…
出典:ヤフコメ欄
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
- 「ジョシュアvsルイスJr2」間近。前統一王者のリベンジなるか
- 前戦で、打たれ弱さや圧力苦手の弱点露呈したジョシュア
- メディアの序列もヘビー級4強で最下位。崖っぷちの重圧も「敵」に
背水の陣で臨むジョシュア選手、最近のフェイスオフなどではこれまで以上に仕上げた肉体を披露し、意欲は並々ならぬものがあるようです。
一方のルイスJr選手は相変わらずのポッチャリ体型と人懐っこいニコニコ顔で、およそヘビー級統一王者らしからぬ様相。背も小柄でまるで対照的です。
「オレはKOする。神がそう言っている。苦労を重ねて成長し、自分を立て直した。目標はただ勝利だけだ」。自分に言い聞かせるかのようなジョシュア選手、キャリア最大の戦いはもうすぐです。
