昨年、2023年の日本ボクシング界は井上尚弥選手の2階級世界4団体制覇や、井岡一翔選手の鮮やかな世界KO防衛など、日本が誇る世界チャンピオン達が大活躍の1年でした。
そして2024年も、この二人や他の世界王者たちに続け!と、リングには才能豊かなホープたちが続々登場、タイトルへ突き進んでいます。当サイトではそんな2024年に飛躍が期待される注目の日本人ボクサーを特集。最終回の第6回は、密かに(?)日本のスーパーバンタム級を牽引する下町俊貴選手をクローズアップしてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
◆ボクシング◆ 2024年10月13日(日)・14日(月) 中谷潤人、井上拓真、田中恒成 他 注目の試合が多数 他開催場所:有明アリーナ |
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下町俊貴
世界No1の断トツ強さを誇る井上尚弥選手が君臨するスーパーバンタム級ですが、今や日本国内でこのウエイトを引っ張るのが下町俊貴選手です。モンスターに隠れたダークホース的存在の下町選手、その戦績や強さを以下に見ていきましょう。
戦績・経歴
下町俊貴選手は大阪府寝屋川市出身の27歳。最初は今の地位からは考えられない〝平凡ボクサー〟でした。
ボクシングは父の格闘技好きに引っ張られ小5で開始。ただ「やっぱり遊びたい」と1年でやめたそうです。高校時代は何と「帰宅部」。教師と進路の話になると「大学に行く気はないし働くのもムリ」と、何ともネガティブな理由で再びボクシングに。
高卒後プロを目指しジム入りしますが、1時間で練習をやめてしまいジム会長もあきれるやる気のなさ。本人も「ファッション的な感じで。今思えばボクシングをなめていた」と今では苦笑いで振り返っています。
そんな中19歳でプロデビューし、西日本スーパーバンタム級の新人王予選で初黒星を喫すると「応援してくれた人たちに申し訳なくて」と号泣。悔しさいっぱいのこの試合が転機となったそうです。
人が変わったように週3回の朝練習に参加。潜在的な才能が開花して勝ち進み、17年の全日本新人王決勝では「下町不利」という大方の予想を覆しTKO勝ちで新人王になりました。
以降は連勝街道で、第2代日本スーパーバンタム級ユース王座、第47代日本同級王座を獲得。日本を代表するボクサーの一人として世界ランカーになるまでに成長しました。戦績は17勝(11KO)1敗3分です。
強さ・特徴
下町俊貴選手は身長179cmとこの階級ではかなり大柄なフレームのサウスポーです。相手と距離を取りながらパンチを打ち込み、踏み込んでくると堅いガードでブロックする堅実なスタイル。
昨年10月の初防衛戦は、この階級有望株の若手・石井選手との激闘でした。下町選手は5回終了時点でポイント優勢。8回ごろに下町選手の強打で、石井選手のアゴの骨が折れるという壮絶な試合になりました。
王者のラッシュに石井選手は防戦一方になりながらも必死に反撃し、下町選手も「最後は根性負けした」というほどの互角の戦いに。試合は引き分けで何とか王者が防衛を果たしました。
24年期待の試合やタイトル
下町選手は東洋太平洋、WBOアジアパシフィックランクのほか、IBF、WBC、WBOの世界ランクにも名を連ねています。BoxrecのSバンタム級評価では、日本人としては1位の井上尚弥選手に次いで、9位にランクされています。
まさに日本のスーパーバンタム級を牽引する存在。同級の世界戦線は現在「モンスター」井上選手がすべての王座を支配しているわけですが、もしフェザー級に上がれば一挙に戦国時代突入は間違いないところ。
下町俊貴選手にも世界挑戦のチャンスは十分あり得ますので、それまでに今年は実力と上位のランクをさらに固めておきたいところです。
ネットの声
出典:YouTube
まとめ
要約しますと
- モンスターが支配するスーパーバンタム級で日本のダークホース的存在・下町俊貴
- 「やる気なし」若手時代が敗戦で一変し実力派日本王者に成長。日本人2番目評価
- 前戦の初防衛・石井戦は壮絶な展開でドロー。さらに力を高め世界戦に備える24年
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