日本時間2日、米・オクラホマ州で行われたボクシングWBO世界フェザー級王座決定戦で、「プロ無冠のアマ帝王」ロベイシ・ラミレス選手(キューバ)がアイザック・ドグボエ選手(ガーナ)を判定で下し、悲願の初世界王者となりました。
これでフェザー級の四団体王者がそろい踏み。近い将来、井上尚弥選手の「ラスボス」が誰になるのか興味深い展開となりました。
ところで五輪連覇などアマでずば抜けた強さだったロベイシ・ラミレス選手ですが、何とプロデビュー戦で敗れています!意外に「取りこぼす」のはなぜ?井上選手と戦えばどっちが強いのかも予想してみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

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ロベイシ・ラミレスはなぜデビュー戦で負けたのか?
キューバ出身、29歳のロベイシ・ラミレス選手。五輪の連続金メダルや多くの国際大会優勝など、アマ時代は母国で英雄的に活躍し満を持してプロに転向しましたが、これまで4年近くなぜか世界戦が遠かった「無冠の天才」でした。
ついにプロでも世界を制したラミレス選手。今後井上尚弥選手と拳を交えることがあるのか注目される中、少し心配なのが、「まさかの負け」がちょいちょいあることです。
ラミレス選手の「なぜ負けた?」の過去や理由を振り返ってみました。
ドグボエに完勝で再び話題に
2日の世界王座決定戦では、好戦的な元スーパーバンタム級世界王者ドグボエ選手と強打の応酬に。しかしさすがの技術で、各ラウンド後半にパンチをまとめたサウスポーのラミレス選手がポイントを積み重ね、最終回には左アッパーでダウンを奪う展開でUD完勝を引き寄せました。
Dogboe siente el poder de ‘El Tren’ 🚂 #RamirezDogboe pic.twitter.com/B6ohFjYfmU
— Top Rank en Español (@trboxeo) April 2, 2023
これでフェザー戦線はWBAララ、WBCバルガス、IBFロペスのメキシカン王者と並び、ラミレス選手が世界王座に列した形となり、いよいよ次の統一戦や「井上尚弥と戦うのは誰か?」が再びファンの話題を集めています。
リングマガジン階級ランクで5位につけるラミレス選手ですが、実は過去「まさかのデビュー戦黒星」など意外な取りこぼしも目立ちます。それはなぜなのか振り返ってみました。
デビュー戦の内容
ラミレス選手はリオ五輪で見事五輪連覇を果たしたのち、18年に、メキシコでキューバナショナルチームのトレーニングキャンプ中、突如脱走してメキシコに亡命しました。

その後渡米してトップランク社と契約を結びプロに転向、19年8月、米国でアダン・ゴンサレス選手とプロデビュー4回戦を行いました。
「キューバの天才がプロに来た」とこの試合は全米でも注目を集めESPN+でも中継されるほどでしたが、ラミレス選手はなんと1Rでまさかのダウン。苦しい展開で結局決定打を欠いたまま、試合は1-2の判定でゴンサレス選手の勝利という衝撃の結果になりました。

アダン・ゴンザレスとは?
この「ロベイシに土をつけた」ゴンサレス選手は、米コロラド州出身で年齢はラミレス選手の3歳下。戦績は5勝(2KO)4敗2分けで、20年の試合を最後に今は引退状態のようです。
アマ時代にTKO負けの経験も
五輪連覇など華々しいキャリアのラミレス選手ですが、アマ戦績をみると126勝(14KO)の一方で23敗とかなり負け数も多いことが分かります。
しかも敗戦のうち1度だけKO負けを喫しています。この相手はブルガリアのステファン・イワノフ選手。アマ戦績は23勝(2KO)27敗で目立ったタイトルは特になく、今は既に引退状態の模様。
12年に、ブルガリアでの試合でラミレス選手はアマ唯一のKO負けを喫し、しかもこの当時イワノフ戦から3連敗しています。
ディフェンスや心に隙がある?
プロデビュー戦といいアマでのKO負けといい、相手は無名の平凡な選手。およそ「世界的トップボクサーロベイシ」には考えにくい敗戦ですが、何があったのでしょうか。
ファンの間では「金メダリストもプロ転向後の戦い方の調整に間に合わなかった」「亡命したばかりで精神的にムラがあった」「時々防御や心に隙が生まれラッキーパンチが当たりやすい」「ノーガードで格好つけたりすることも多く、見栄が仇になった?」など見方は様々です。
ただアマエリートボクサーが「プロでまさかの負け」を喫するのは珍しくはありません。あのロマチェンコ選手でも、デビュー2戦目の世界初挑戦でサリド選手に惜敗。村田諒太選手も初世界戦はエンダム選手にまさかの判定負けでした。
プロにはアマとは違う難しさがあるということなのでしょうか。

井上尚弥とどっちが強い?
「なぜ負けた?」とまさかの敗戦も意外と多い、フェザー級の新世界王者ロベイシ・ラミレス選手。我らがモンスター、井上尚弥選手は7月にフルトン戦でSバンタムベルトに挑戦しますが、順調に勝ち進めば2~3年後にもフェザー級で5階級制覇を狙うとの見方もあります。
そうなると「ロベイシvs井上」実現の可能性もありますが、どっちが勝ちそうなのでしょうか。仮に2年後に対戦するとすれば二人は同じ30代前半。実力的にはまだまだピークで、しかも技術が極めて高度な二人だけに、試合は玄人好みの高速パンチの差し合いといったテクニカルな展開も予想されます。
ただ体格などフィジカルではさほど差はないとみられ、ロベイシ王者が〝悪癖〟の隙を見せてしまうとモンスターの強烈カウンターで一発終了するリスクも。まさかこんな世紀のメガマッチでロベイシ選手が「よそ見」するとは考えられませんが……。
まとめ
要約しますと
- 「無冠のアマ帝王」ロベイシ・ラミレスがついにWBOフェザー級でドグボエ下し世界王者に
- 五輪連覇の母国英雄も実はプロデビューでまさかの黒星スタート。アマ時代も1度KO負け!
- 「調整の失敗」「格好つけて油断しがち」説も。将来井上尚弥戦あれば油断は厳禁だが…
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