2021年も早いものでまもなく5月。変異株が次々現れコロナ禍は各地でなかなか収束しませんが、そんな中でも世界のボクシングマッチは順調に行われています。
今回は、ちょっと早いものの予想を含めて2021年のボクシング・ベストバウトをご紹介。そもそもベストバウトとは?その意味と、今年最大注目と思われる〝バウト〟を3つ挙げてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

目次
ベストバウトとは意味は?
「ベストバウト」。最近、特に格闘技系のメディアなどでよく耳にする外来語ですが、ベストバウトとはどんな意味なのでしょうか。
ベストバウトとは元来は「best bout」と表記する英語です。「best」は中学校でも習うお馴染みの形容詞・副詞「good/well」の最上級で「最高の」「最もよい」といった意味。
次の「bout」の意味は英和辞書によると、以下の通りです。
・(ボクシングなどの)ひと勝負、一番、ひとしきり、ひと仕事、(病気の)発している間、発作<研究社 新英和中辞典より>
つまり「ベストバウト」とは「ボクシングなどの最高の1戦、試合」という意味になります。

2021年ボクシングのベストバウト3選
今年、2021年も既に4か月がほぼ過ぎ、世界でかなり多くのボクシング試合が行われました。その中にはファンの感動を呼ぶ好試合もいくつかありました。
5月以降も各地でたくさんの世界タイトルをかけた「ビッグマッチ」が予定されていますが、今回はちょっと時期が早いものの、1~4月に行われたボクシング試合での〝ベストバウト〟と、これから予定されているうちの〝ベストバウトになりそう〟な戦いを、当サイト独断でピックアップ。
「2021年のベストバウトとは」の3選を期待込みで挙げてみました。
エストラーダvsロマゴン(3月13日)
米テキサス州で行われたWBA・WBC世界スーパーフライ級王座統一戦「WBA王者ローマン・ゴンサレス vs WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ」は、21年のこれまでの試合の中では〝ベストバウト〟といって差し支えない1戦でしょう。
4階級制覇王者でかつてのトップPFPロマゴン選手と、2階級制覇王者エストラーダ選手。一度はロマゴンが勝っている因縁の対戦でしたが試合は白熱の大接戦。両者計2500発という凄絶な打撃戦の末、エストラーダ王者が判定で制しました。

https://twitter.com/BoxeoTelemundo/status/1375149965769592833
フューリーvsジョシュア(時期未定)
WBC.WBA.WBO.IBF世界ヘビー級王座統一戦「WBC王者タイソン・フューリー vs WBA.WBO.IBF王者アンソニー・ジョシュア」の1戦は、時期は未定なものの、両陣営では年内開催で合意していると伝えられるスーパーマッチです。
これは「ボクシングの象徴」といえる最重量ヘビー級で、史上初の4団体統一戦。しかもイングランドのスーパースター同士による話題満載の頂上決戦となります。
試合内容や結果は無論、ファイトマネーもどこまで「0」が増えるのか関心が集まりそうです。
https://twitter.com/ESPNRingside/status/1379239663710339074
チャーロ弟vsカスターノ(7月17日)
WBA.WBC.IBF.WBOの主要4団体の世界スーパーウェルター級王座統一戦「WBC.WBA.IBF王者ジャーメル・チャーロ vs WBO王者ブライアン・カスターノ」。これはこの階級で史上初の4団体統一戦です。
ジャーメル選手は世界初の双子の同時世界王者で、兄のジャーモル選手も現ミドル級王者。無敗のまま王座についたばかりのカスターノ選手を迎え、今年中量級で非常に注目されるビッグマッチとなります。
https://twitter.com/boxing_lowdown/status/1382933572705734658


ボクシングベストバウトに関するみんなの反応
みんなの反応
2020年のベストバウトはセペダ×バランチェク、中谷×ベルデホ、ゴンゴラ×アフメドフの3つです
ネットの感想
メイウェザーが3階級を制覇した試合が僕のベストバウト。ほぼ一発も相手のクリーンヒットを貰わずにワンサイドで試合を支配する完璧なKOだった
みんなの反応
生観戦もした辰吉丈一郎VS薬師寺保栄戦。自分の中のボクシングベストバウト
ネットの感想
長谷川さんの最終試合、モンスターvsドネア。その両方ともで最高に感動でき最高に熱狂できた
みんなの反応
やっぱり「はじめの一歩 Champion Road」は良い映画だなぁ。真田戦は私の中ではベストバウトの1つ
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- よく聞くベストバウトとは?「ボクシングなどの最高の1戦」の意味
- 2021年のベストバウトはまず3月のロマゴンvsエストラーダの壮絶戦か
- フューリーvsジョシュア、チャーロvsカスターノの4団体統一戦も期待
ボクシングなどの「ベストバウト」とは、見方によってなかなか定義が難しいともいえます。ノンタイトル戦であっても、何度もダウンを奪い合う手に汗握る激闘なら「内容的にベストバウト」でしょうし、逆に内容は「一方的に1Rで終了」「12R盛り上がらない塩試合」だったとしても、「4団体王座統一戦」「全勝同士のトップPFP決戦」など、世界が注目する最高の舞台とメンツなら一応は〝ベストバウト〟と言わざるを得ないかもしれません。
望むらくは「内容もマッチングも最高の世界頂上決戦」という真のベストバウトを、今年は何度も見たいものであります。
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