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ヌルマゴメドフ一族とは?選手一覧!なぜこんなに強い?

世界の総合格闘技(MMA)界で今、ある「ファミリー」の強さが席巻しています。「ヌルマゴメドフ一族」です。

米UFC、ベラトールやアジアのONEなど世界のメジャー団体で勝ちまくる「ヌルマゴメドフ一族」とは?その選手一覧や、なぜそんなに皆んな強いのか、探ってみました。(出典:Wilipedia、各スポーツメディア)

ロシアやスラブ系の名字って「~エフ」「~ドフ」多っ!先祖代々の「○○の子」って意味らしいが…

ヌルマゴメドフ一族とは?

11月。世界のMMA大会で、二人のロシア系新鋭ファイターがファンの耳目を集めました。ベラトールでは、若きウスマン・ヌルマゴメドフ選手が無敗のままタイトル戦に勝ち、ライト級王座を初戴冠。ONEでは新星ザイード・イザガクマエフ選手が、日本が誇るグラップラー・青木選手を〝瞬殺〟しました。

二人の共通項は「ヌルマゴメドフ一族」です。これは、MMA界で「ヌルマゴメドフ」という名字を持つ親戚同士のファイターたち、そして彼らと関係の深い同郷の選手をファンやメディアが一括りにして命名した言葉です。

では次項で、具体的にヌルマゴメドフ一族の選手一覧やその強さを確認していきましょう。

格闘技界では柔術ルーツの「ブラジリアン」と並んで、ヌルマゴ一族などのロシア・中央アジア系ファイターが一大勢力だよね!

ヌルマゴメドフ一族の主な選手一覧

メジャーMMAで活躍する(した)「ヌルマゴメドフ一族」の主な選手一覧は以下の通りです。

◆ハビブ・ヌルマゴメドフ

ヌルマゴ一族の筆頭レジェンド。MMA史上最長の29戦29勝の無敗記録を持ち、プロキャリアを完全無欠の王者のまま引退した「史上最強の男」。ダゲスタン共和国出身の34歳です。

ロシア人として初めてUFC世界王者(ライト級)となり、その後UFC殿堂入り。現在はロシアでMMA団体のプロモーターとして活躍しています。プロ戦績は29勝(8KO、タップアウト11)無敗

ロシア格闘界の英雄でプーチン大統領も大のお気に入り。大晦日のRIZINvsベラトール対抗戦にセコンドで来日するらしいぞ!
敬虔なイスラム教徒でも有名ね。彼が主張する「格闘技のラウンドガール不要論」も賛否を呼んでるww

◆ウマル・ヌルマゴメドフ

ダゲスタン共和国出身の26歳。現UFC世界バンタム級ランキング12位。ハビブ氏の従兄弟に当たります。

幼少期、叔父でありハビブ氏の父アブドゥルマナプ・コーチの元で格闘技を開始。国内のアマ大会で活躍後UFCと契約し、これまで15勝(1KO、タップアウト7)無敗の実力を見せています。

https://twitter.com/AbsolutlyNobode/status/1580054569152757761

◆ウスマン・ヌルマゴメドフ

ウマル選手の2歳下の弟。つい先日、無敗のままBellator世界ライト級王者となったばかりです。幼少期、兄の影響でフリースタイルレスリングやムエタイを開始。やはり叔父のアブドゥルマナプ氏に師事し、強豪プロに成長しました。

戦績は16勝(8KO、タップアウト5)無敗です。

◆アブバカル・ヌルマゴメドフ

ダゲスタン共和国出身の33歳。やはりハビブ氏の従兄弟で、幼少期はレスリングを、高校卒業後は叔父アブドゥルマナプ氏の下でコンバットサンボを開始、その後プロとなりました。戦績は17勝(6KO、タップアウト4)3敗

↓ちょっと見分けが…。

◆イスラム・マカチェフ

ダゲスタン共和国出身の31歳。現UFC世界ライト級王者で、UFCパウンド・フォー・パウンドの2位という相当な強豪です。ハビブ氏とは幼な馴染みで、幼少期からずっと一緒にトレーニングした間柄。戦績は23勝(4KO、タップアウト11)1敗です。

このほか、先日青木を破ったイザガクマエフもハビブの同郷の仲間で、スパーリングパートナーなんだよな

ヌルマゴメドフ一族なぜこれほどの強さか?

このように、現在のMMA界を凄い実力で席巻するヌルマゴメドフ一族。一体その強さの秘密は何なのでしょうか。

ご紹介した各選手の経歴の中でも、名前がたびたび登場していましたが、その鍵は「アブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフ」氏にあります。

彼はロシア随一の世界的名格闘技コーチで、ソヴィエト時代から非常に多くの格闘家を育成しました。特に、ロシア独特の戦闘用格闘技「コマンドサンボ」で18人の世界王者を育て、ロシア版ギネスブックに記録されたほどの名伯楽

そして、手塩にかけた「最高傑作」ともいえるのが、実の息子であり「世界最強のMMA選手」ハビブ氏。息子以外にも地元で親戚の子たちを多く指導。彼らが成長して世界のMMA界で王者となり、現在の「一族」の形成につながったわけです。

残念ながら、アブドゥルマナプさんは一昨年、コロナ禍のため57歳の若さで亡くなったのね…

そのほかに、ダゲスタン共和国がある「コーカサス地方」の歴史や風土も、ヌルマゴメドフ一族を産んだ背景にありそうです。経済的に貧しいこの地域は、古来モンゴル帝国やソ連、ロシアといった大国から侵略され、争いが絶えない地域。自分と家族の命を守るために、特に男子は幼い頃から格闘技を教え込まれ体を鍛えられるといいます。

高地の山岳地帯で心肺機能や身体能力が生まれつき強いことも手伝い、MMAのほかレスリング、柔道などでも世界的に活躍する格闘家が多く輩出されているようです。

ジョージア、アゼルバイジャンとか、とにかくコーカサス出身の五輪メダリストやMMA強豪は多いな!

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • UFC、ベラトール、ONEなど世界のMMA団体で「ヌルマゴメドフ一族」の強さが席巻中
  • 中心は元UFC王者で29勝無敗の「最強」ハビブ。従兄弟のウスマンはベラトール王者
  • 幼なじみイスラムはUFC王者。名伯楽ハビブ父が地元で一族育成。歴史や風土も背景

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