12月13日、ボクシングで新たな伝説が生まれるのか。我らが井上尚弥選手が日本・アジア人初の四団体王座統一に挑む1戦が近づいてきました。
井上選手が勝利すれば「パウンド・フォー・パウンド」のランキングも再び上昇が期待され、試合後の発表にも注目が集まりそうです。
ところでこの「階級を度外視するとどのボクサーが最強なのか」を見るパウンド・フォー・パウンドって、一体誰がどうやって決めているのでしょうか。今回は「そもそもパウンドフォーパウンドの決め方とは?」を調べてみました。(出典:Wilipedia、各スポーツメディアサイトなど)
◆ボクシング◆ 2025年1月24日(金) 井上 尚弥 vs キム・イェジョン 他 他開催場所:有明アリーナ |
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パウンドフォーパウンド(ボクシング)の決め方は媒体ごとに違う
パウンドフォーパウンドは、格闘技独特の選手の格付けランキングです。ボクシングで創設されたのが世界で最初といわれ、1950年代に、業界の老舗で最も権威ある米リング誌の初代編集長がこの言葉を考案したといわれます。
ボクシングなど格闘技は体重が少し違うだけで強さ・勝敗に大きく左右するため、プロやアマの競技では細かく体重別に階級が分けられています。
競技団体は各階級ごとに優勝者や王者を決めていますが、そうすると同時に何十人もの「最強選手」が存在することに。「その中では誰が一番〝最強〟なの?」「全選手中のベストオブベストは?」という古来のファンの素朴な疑問に応えようと、創設されたのがパウンドフォーパウンドです。
このためPFPは競技団体や国際団体が公式に認定・発表するものではなく、あくまで専門メディアが独自に算出する「私的な」ランキング。現在では海外の主要な専門メディアが定期的に発表していますが、選ぶ人や決め方がそれぞれ違うため、ランキングに登場する選手名や順序が異なるのも大きな特徴だといえます。
では現在の「主要PFP」はそれぞれどんな決め方なのか、次に見ていきましょう。
https://twitter.com/boxing_fan_jp/status/1596310022203805699
パウンドフォーパウンドの決め方
ボクシング界では現在、パウンドフォーパウンドを創設した老舗の米リング誌のほか、ESPN、DAZNといったいくつかの海外メディアのPFPがファンから「強さの指標」として重視されています。
ではそれぞれどんな決め方をしているのか、ルールを見てみましょう。
リング誌
「ザ・リング」(リング誌)では、編集委員会(編集者)と各国のボクシング記者から構成される「ランキング諮問委員会」メンバーの選考により、毎月に、各階級および全体(PFP)の世界10位までの順位を独自に発表しています。
選考の際基準となるのは①試合結果②その試合でのパフォーマンス③対戦相手の質を考慮した上での最近の戦績―の3つです。決め方は、投票による単純なポイント割り当てのほか、委員同士が深く意見を交わした上で、結論が出ない場合は最後に編集長が裁定するなど、民主的な議論を重んじていることも特徴です。
さらにリング誌は独自の「リングチャンピオン」も認定。その基準は以下の通りです。
・1位選手と2位選手が対戦した場合、あるいはそのいずれかが3位から5位までの選手と対戦した場合、その勝者を王者とする。
・ただし「王者が自らの階級で試合に負けた時」「他の階級へ転向した時」「18か月試合がない時」「引退した時」などの場合には、王座を剥奪する。
https://twitter.com/kotickets/status/1468255899554914322
ESPN
米大手スポーツメディアの「ESPN」は、全米のボクシング専門記者20人と編集部が「自分が考えるトップ10」を投票し、1位10点、2位9点…とポイントを付与。その合計を計算して最終順位を決定しています。
その投票の詳細内容は、公式Webサイトで投票者の個人名とともに公表されており、透明度が高いランキングだといえます。
https://twitter.com/ESPNRingside/status/1595109380281671680
DAZN
世界的なネットスポーツチャンネル「DAZN」は、機械的な投票だけではなく、やはり専門家同士による長時間の議論によってトップ10を決めているそうです。
その際に基準となる指標は以下の4点です。
①通算成績 … 勝利が多いほど強い。
②対戦相手のレベル …レベルの低い相手に全勝しても意味はない。最大のライバルや王者を下してこそ勝利の価値が大きくなる。
③勝利した試合のクオリティ … 格好良く勝つ、格上の相手に勝つ「大きな勝利」かどうかも重要。
④選手の活動量 … ランクインした選手がしばらく試合を行わなくても、すぐにはランク外にはならない。ただ直近の大一番で勝利した選手からの突き上げを受けるリスクはある。
https://twitter.com/DAZNBoxing/status/1595220588775313409
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パウンドフォーパウンドの信頼性とは
このようにメディアごとに若干決め方が異なるボクシングのパウンドフォーパウンド。そもそもが「机上で議論した、仮想のランク」ですので、厳密な選定基準はないわけです。
投票や議論するメンバーもメディアごとに異なっており、順番が主観に左右されることは確かに否めません。では「野次馬の勝手なランク付けで、全く信頼度なし」かといえば、決してそんなことはないでしょう。
PFPは、どのメディアも長年取材経験がある記者、深い知識を持つ元格闘家や関係者らの専門家が集まり、見解を戦わせた結果を責任もって公表しているといえます。それぞれを見比べ選考の背景事情も理解しながら、ファンひとりひとりが「自分なりのPFP」を考えるのも、格闘技の醍醐味なのではないでしょうか。
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 井上尚弥が四冠統一するとPFPは何位に?そもそもPFPとは誰がどうやって決める?
- ボクシングPFPは主要海外メディアが定期更新。リング誌が創設し命名との説あり
- 各メディアで専門家が議論し投票して決定。考え方によりランクの内容や順序に違い
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