米アーリントンで日本時間9日に行われたボクシングの「カネロvsサンダース」「ソトvs高山勝成」の世界戦は、7万人超の大観衆を沸かせる熱戦となりました。
どちらも中盤でのTKO決着となりましたが、ところでそもそもこのTKOの意味とは?ボクシングの「KO」との違いや、「不可解TKO」で物議を醸した過去の試合などを調べてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)
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ボクシングのTKOとは意味は?
プロボクシングの勝敗を決める方法には大きく①KO②TKO③判定―の3種類があります。最も〝有名〟でボクシングを象徴する決着ともいえる①KOは「Knock Out(ノックアウト)」の略です。
これは基本的には、レフェリーが選手をノックダウン状態(攻撃のダメージで足の裏以外の部分をマットに付ける意味)と判定し、10カウント数えて試合続行不能とみなされると宣告され、相手の勝利となります。
③の「判定」は規定のラウンド数を両選手が戦い抜いて試合が終了した後、リングサイドの審判が両者の戦いぶりをラウンドごとに採点し、その合計点で勝敗を決めるものです。
そして今回のテーマの②TKO。意味は「テクニカルノックアウト」。その頭文字を取ったのがTKOです。ボクシングの試合でレフェリーだけが下すことのできる決着法だといえます。
リング上のレフェリーは唯一、試合を止める権限を持っています。「ダウン状態かどうか」「試合続行可能か」を瞬時に判断するのも大きな役割。具体的には「立ってはいるがダメージが大き過ぎる」「相手の攻撃に防戦一方で継続は危険」「ダウンして10カウント未満だが、戦意が感じられない」と判断した場合、そこで試合を止め、相手の勝利を宣告します。これがTKOです。
また選手が負傷した場合はドクターの診断を仰ぎ、やはり続行不能と判断するとそこでTKOとなります。このほか選手本人や陣営の意思で「試合を途中で棄権する」と表明した場合もTKOとされます。
↓TKO負け後「まだ闘えたのに!」とシャドーで猛アピールする高山
https://twitter.com/DAZNBoxing/status/1391222340659433473
TKOの印象的な試合3選
レフェリーは選手の生命の安全を守ることも非常に大事な役目であり、常に両者の表情、動きなどの状態をチェックしています。死亡事故などのいわゆる「リング禍」を防ぐため、近年は特に「勝敗が明確」と判断するとレフェリーが早め早めに「TKO宣告」するケースが増えているようです。
過去に世界で印象的なTKOは数え切れないほどありますが、このうち日本人選手の試合でまだ記憶が新しく、やや物議を醸した世界戦を3つ、あえて選んでみました。
高山勝成vsソト
9日終わったばかりのセミファイナル「WBO世界ライトフライ級タイトル戦・王者ソトvs高山勝成」。9R、レフェリーストップで高山選手のTKO負けとなりました。
試合ではソト王者の強打を受け、高山選手が2、3度ぐらつく場面はあったもののダウンはなし。高山選手は動きよく手数も豊富で戦意もあったようですが、ソト王者のまとまった連打を受けたところで、レフェリーがダメージ蓄積を認めTKOとなりました。
↓高山vsソトハイライト
岩佐亮佑vsアフマダリエフ
4月3日、世界スーパーバンタム級統一戦「IBF暫定王者・岩佐亮佑vsWBA・IBF同級王者アフマダリエフ」も、5Rでレフェリーが止め岩佐選手のTKO負けとなりました。
この試合もややアフマダリエフ選手が押し気味とはいえ、岩佐選手のダウンはなく、5Rに入りやや岩佐選手が連打を受けるシーンが増え、防戦一方になった所でレフェリーがストップ。岩佐選手は首を振って苦笑いを浮かべ「まだやれる」と不満そうでした。
↓岩佐vsアフマダリエフハイライト
長谷川穂積vsモンティエル
2010年4月、当時WBCバンタム級世界王者の長谷川穂積氏が、11度目の防衛戦で当時のWBO同級王者モンティエル氏と対戦。
試合は序盤から長谷川氏が優位でしたが、4回終了間際、モンティエル氏の左フックをまともに浴び大きくぐらつくと、その後の連打でダウン寸前に。終了ゴングとほぼ同時にレフェリーストップが掛かりTKO負けしました。
長谷川氏はレフェリーに大きく首を振り、「まだ早い」と抗議の意志を示していました。
2010-04-30 Fernando Montiel beat Hozumi Hasegawa by TKO in round 4
WBC Bantamweight Title
WBO Bantamweight Title pic.twitter.com/0vKXwAbG1T— Boxing history (@boxing_history) November 25, 2014
高山戦のTKOのみんなの反応まとめ
みんなの反応
シャドーやっても「じゃあ試合再開」となる訳ないけど、でもやってよかった!プロだしエンタメだし、アメリカのファンも喜んでた。再戦あるかも!
ネットの感想
明らかに止めるの早かったと思う。高山選手も上手く戦っていたけど、パンチの威力の差が歴然だったし印象悪かったのかな…
みんなの反応
今ではこの程度の早めのストップはままある
ネットの感想
高山は耐えてスタミナで逆転するスタイル。だがこのレフェリーは知らなかったのだろう。あらかじめ勉強しておいて欲しい
みんなの反応
ソトは京口・寺地の日本人王者からしたら「穴王者」ぽいから、長続きはすまい
出典:ヤフコメ欄
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- カネロや高山の世界戦が大盛況に終了。ラストの2戦ともTKO決着に
- TKOとはレフェリーが試合続行不能とみなすテクニカルノックアウト
- 近年は選手保護の観点で早め早めのTKOが傾向。選手やファンは不満も
ボクシングといえばやはりKOシーンが華。特にダウンを奪い合い立ち上がり続ける手に汗握るマッチは、ファンには最高の醍醐味です。
ただ選手にとっては命の危険が大きいのも事実。過去にボクシング界では多くの悲劇的な選手死亡や重症の事故が起き、その都度ルール改正やレフェリーへの指導徹底などで再発防止策の努力が重ねられてきました。
「早めのTKO」もその一環。一見選手に戦意があるように見えても、脳・内臓などへのダメージも考慮し、ある程度一方的な展開になったり、残りラウンドでの挽回が難しい状況と判断されると、レフェリーが〝前広〟にストップするのが世界的な傾向になっているといえるようです。
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