ボクシング界で20歳という親子ほども年の離れた実力者同士の「ビッグマッチ」が浮上しています。史上2人目の6階級制覇王者、マニー・パッキャオ選手(フィリピン)と、地元米国ファン期待の新進気鋭王者、ライアン・ガルシア選手(米)の試合です。
「ガルシアvsパッキャオ」戦はいつ、どこで行われるのか。体重差も相当あるようですが、本当に実現するのか探ってみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディア)

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ガルシアvsパッキャオの体重差・階級差
海外メディアで最近、にわかに「ガルシアvsパッキャオ」戦の噂がもちきりになっているようです。発端はUFCのスター、マクレガー選手が1月にポイエー戦で惨敗を喫したこと。昨年から「パッキャオvsマクレガー」のボクシング・エキシビションが浮上し、今年前半の開催へ調整中と報じられていました。

ところがマクレガー選手敗戦で「ポイエー再々戦が優先されそう」との見方もあって機運がしぼみ、パッキャオ陣営は「プランB」として交渉を進めていたとされるライアン・ガルシア選手との1戦へ「路線変更」した、というのです。
ガルシア選手はカリフォルニア州出身の22歳。プロ戦績は21勝(18KO)無敗と、今米国内やライト級戦線で最も注目されている若手強豪の一人です。1月にキャンベル選手を7RTKOで下しWBCライト級暫定王者になり、将来のスターとして期待が集まっています。
そのホープと、ボクシング界の生けるレジェンド・パッキャオ選手の新旧対決。ただ〝公式戦〟を行うには大きな問題があります。それは体重差・階級差です。
パッキャオ選手はフライ級からスーパーウェルター級まで6階級を制覇した、現役では唯一人の〝超人〟。現在の主戦場はウェルター級ですので、ライト級暫定王者のガルシア選手より2階級上になります。
リミット体重で比べるとウェルター級は66.68kg、ライト級は61.24kgなので5kg以上差があります。このため試合を行う場合契約体重をどうするか、どの階級で行うかがまず調整課題といえます。
果たしてこの試合は実現するのか、行われるならいつなのか。海外メディアの報道からさらに探ってみましょう。

ICYMI: This week on the Knuckles and Gloves podcast(s) we talked about the possibility of Manny Pacquiao fighting Ryan Garcia, plus fights from boxing history that could be considered "Passing of the Torch" bouts!
Listen at https://t.co/zZnP6phH1R pic.twitter.com/GFzkzzq50K
— Knuckles and Gloves (@KnucklesNGloves) January 31, 2021
ガルシアvsパッキャオはいつあるか?
親子ほど違う新旧王者対決「ガルシアvsパッキャオ」戦は本当に実現するのか、そしてそれはいつなのか、体重差問題はどう解決するのでしょうか。
海外メディアに、ガルシア選手の父ヘンリー氏が語ったところでは、この試合は「10Rのエキシビション」として行われる方向で「両陣営や関係者はすでに全員合意している。うまく行けば今週にはお知らせできる」と、交渉大詰めを認めたそうです。
そして体重や開催時期については「この試合は143(ポンド)契約にしたい。まだ未定だが、試合は4月か5月に、多分米テキサスでやることになるだろう」とも話しています。143ポンドということはウェルター級のリミットに近い階級となります。

If you could pick one opponent for @MannyPacquiao, this year, who would it be? pic.twitter.com/uyE7HhDSdR
— Boxing on BT Sport 🥊 (@BTSportBoxing) February 1, 2021
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ガルシアvsパッキャオの問題点
「いつどこで?本当なの?」とファンも関心を寄せる「ガルシアvsパッキャオ」戦ですが、実現に向けては問題点も指摘されています。
まずガルシア選手が契約するプロモート会社はオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏率いるゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)。ライバルであるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下のパッキャオ選手とは、本来試合は難しいはずです。
またパッキャオ選手はPBCと契約試合をまだ1戦残しており、放映権やPPVなどの関係もありまずその試合をこなさない限り、例えエキシビションでも開催地や中継局をどう決めるか調整は難しいとの指摘も。さらに収益面で観客入りを企図するのであれば中東開催が有力とも言われます。
体重差問題も簡単ではなさそう。ガルシア選手はデビュー以来スーパーフェザー~ライト級で戦っており、いきなり2階級も一気に上げられるのか。その場合、今後のライト級統一戦・防衛戦に影響はないのか、との疑問もあります。
Confusion surrounds Manny Pacquiao vs. Ryan Garcia title, weight status https://t.co/4uG0KMNl2d #boxing pic.twitter.com/1L6E1tes5a
— 𝙒𝙊𝙍𝙇𝘿 𝘽𝙊𝙓𝙄𝙉𝙂 𝙉𝙀𝙒𝙎 (@WorldBoxingNews) January 28, 2021
ガルシアvsパッキャオに賛否の声!
みんなの反応
ガルシアはパッキャオ、G・デービス戦とも今年やる説が!マジか〜。一生分のファイトマネー稼げる
ネットの感想
「夢を現実に」がいいですね。個人的にはガルシアが勝って新旧交替劇を見せて欲しい
みんなの反応
パッキャオが有終の美を飾る相手はガルシアなぞでなく、クロフォードかスペンスしかないと思うのだが
ネットの感想
パッキャオはまだまだ強いと思う。ガチの打ち合いならガルシアには負けまい
みんなの反応
到底釣り合わない実績なのに…まぁパッキャオの価値が下がってるのもあるけど、ガルシアマジで人気なんだな
出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 新旧王者の「親子年の差対決」ガルシアvsパッキャオ戦が浮上
- マクレガー戦消え、代わりに4~5月エキシ開催へ交渉中の報道
- 体重差5kg以上。プロモーターとの残契約など実現には問題も
パッキャオ選手にはここに来てエキシビションどころではない(?)新たな問題も浮上。19年7月のサーマン戦以来1年半以上試合を行っていないため、WBAがウェルター級のスーパー王座を剥奪し「休養王者」に降格したというのです。
後任にはレギュラー王者だったヨルデニス・ウガス選手(キューバ)が昇格。パッキャオ選手も今年43歳に。契約問題もあり、ファンが真に望むクロフォード、スペンス選手らとの統一戦実現に動くのか、「楽に稼げる」エキシビションに甘んじるのか。現役の残り時間が少なくなる中、今年の動向が注目されます。