2019年12月にプロボクシングの主要4団体の一つ、世界ボクシング機構(WBO)が東京で年次総会を行いました。期間中、取材に応じたバルカルセルWBO会長が驚きの発言。
現WBOスーパーフライ級王者井岡一翔選手と、同フライ級王者田中恒成選手の対戦を「来年実現させたい」と表明したのです。
日本のファンにとってはまさに夢の対決。両者が闘うとどっちが強いのか。その予想や実現可能性をまとめました。
>>2020年11月9日発表

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井岡一翔vs田中恒成を予想!どっちが強いか
日本人初の4階級制覇王者井岡一翔選手と世界最速タイの3階級制覇王者田中恒成選手。どちらも日本が誇るエース級ボクサーです。戦績は井岡選手が26戦24勝(14KO)2敗、田中選手は15勝(9KO)無敗。
現在30歳で6歳年上の井岡選手が戦績は多いものの、階級もほぼ同じでファンの間では「いつか対戦が見たい」と熱望されてきたビッグマッチの一つです。
では仮に二人の対決が実現したとして、どっちが強いのか予想してみましょう。詳しいファンのいくつかのブログ予想をまとめると以下のようになりました。
・【インファイト】田中は様々な角度からパンチを当てる技術や出入りスピードではピカイチ。パワーもあり接近戦が得意。
・【距離の支配】井岡は中間距離で上手くカウンターを取り、ボディーブローでダメージを与えるのが勝ち方。
・【防御】井岡はガードがしっかりし被弾が少ないが、田中は踏み込んで不用意に強打を貰うことがある。
こうした特長から、結論としては概ね次のような予想が多いようです。
・田中は鋭利なコンビネーションを持ち、接近戦でも中間距離でも強いオールラウンダー。相手を捕まえられれば、田中の終盤KO勝利もあり得る。
・ただ田中はメンタルにムラがあり、低調なときは非常に苦戦する。井岡は非常にテクニックに優れポイントを取るのがうまい。最近は接近戦でもパワーを見せており、試合巧者だけに判定まで持ち込めば井岡か。

【ボクシング】決戦2日前。井岡一翔、田中恒成とも予備検診で異常なし #井岡一翔 #田中恒成 #WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ #4階級制覇 https://t.co/x9eMnw93E1
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井岡一翔vs田中恒成やるならいつか?ファン興奮
どっちが勝つのかの予想で、ファンをワクワクさせる井岡一翔vs田中恒成戦ですが、WBO会長が言うように本当に来年実現できるのでしょうか。
報道されている最近の両陣営の発言から探ってみると、田中側は大変積極的なようですが、米国進出を一番の目標に置いている井岡側はあまり乗り気ではない様子です。
田中陣営の畑中会長は来春にも井岡を標的に世界4階級制覇を狙うプランを明かした。「まあフライ級は年内(の1試合)が最後かな」とV3戦での卒業を明言し「井岡君は次が指名試合になるだろうから、その次を」と説明。
(中略)田中は井岡への興味を公言しており、同会長に一任。田中、井岡ともWBOの王者だけに、田中陣営は根回しを進める。:日刊スポーツより
井岡は、これまで「田中に興味はない。日本でダラダラ試合をするつもりはない」と語っており、今後、井岡陣営が、この会長発言にどう反応するかにも注目が集まる。
:THE PAGEより
年末の防衛戦に二人がともに勝利した場合、今後の交渉条件にもよりますが、もし井岡陣営が防衛戦として受け入れるのであれば、早ければ来年春ごろにも夢の「井岡一翔vs田中恒成」戦が実施される可能性はあるといえます。

WBO総会
今年は日本で開催されました。#wbo#木村翔#shokimura#donnienietes pic.twitter.com/umV2eKFNKm— 田中恒成/KOsei Tanaka (@KOsei530) December 6, 2019
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井岡一翔vs田中恒成みんなの予想
みんなの感想
【アンケート】もし"仮に実現"するとしたら、どちらがどう勝つと予想しますか?「52% 井岡の判定勝ち」
ネットの反応
予想は井岡判定勝ちが優勢か…相手の力を引き出しオーバーワークさせて流れを握る田中。出すぎず引きすぎず常に一定のペースを維持して料理する井岡のスタイルとの相性も悪い
みんなの感想
井岡一翔VS田中恒成はマジで観たいです!!
ネットの反応
これは見たいじゃないの。国内の夢の対決いくつ見送ってきたことか。日本人対決でどちらかが負けてしまうなんて、小さいことだと思わんか?
みんなの感想
バカな。日本人対決、4階級目同士、話題性はあるかもしらんが、テストマッチなしか?WBO会長は何のために階級分けてると思ってんねん。 ……え、やるの?
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
ココがポイント
WBOのバルカルセル会長は、都内での会見で、井岡vs田中戦のほか、日本ファンが身をよじりそうな2つのビッグマッチも提言しました。
一つは「井上尚弥vsカシメロ」のWBA・IBF・WBOバンタム統一戦。もう一つが村田諒太選手とWBO王者のアンドラーデ選手とのミドル級2団体統一戦です。
話題作りも含めた「リップサービス」の面もあり、現実には様々なハードルも存在するのでしょうが、ボクシング人気興隆のためにもこうした「ファンが興奮する」対戦は歓迎したいと思います。
