野球の国・地域別世界一決定戦、第5回ワールドベースボール・クラシック(WBC)がまもなく開幕です。第2回以来の優勝を目指す「過去最強」侍ジャパンはまもなくメジャー組も合流、直前調整に入ります。
と日本では毎回大いに盛り上がるものの、半面海外では「そんなに関心ない」説が昔から根強いWBC。今回も大物メジャーリーガーの「出場辞退ニュース」が連日流れています。
やっぱり「WBCって日本だけ本気」は本当なのか?実際のところ海外ではどうなんでしょうか?なぜ大物選手が最近になってたくさん辞め始めたのか、その理由とともに探りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
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WBC日本だけ本気と言われる理由
サッカーW杯や世界陸上などスポーツ界には歴史と伝統ある世界選手権大会が数多くあります。日本では最も人気あるスポーツの一つ、野球の場合は、その点長らくいわゆる「国代表の世界一を決める選手権」はありませんでした。
世界中での野球人気低迷もあり、危機感を抱いた米MLBが中心となって、世界でのファン発掘や競技普及につなげようと2006年、サッカーW杯などにならった「国別対抗戦」が創設されました。それが第1回WBCです。
五輪には出場しない現役メジャーリーガーが参加する「真の野球最強決定大会」と銘打ってスタート。メジャーやNPBのトップ選手が多数参加した日本は第1回、2回と連覇し国内も大いに沸きました。
しかし…。当の米国内では当初から「WBC?何それ」と関心が低く、メジャー球団もトップ選手は出さないなど非協力的との指摘が。「世界の中で日本だけ本気じゃん」説が根強く囁かれ続けてきました。
ただコロナ禍で6年ぶりの開催となる今回の第5回は、昨年からオールスター級のメジャーリーガーが続々と参戦表明。「ついに米も世界も本気になった!」「今回こそ真の世界一になれる!」と日本のファンは心底喜んだのですが……。
大物が続々辞退
メジャーリーガーを多く輩出する米やドミニカ共和国代表は、今回のWBCでは当初「全員トップメジャーリーガー」の凄い顔ぶれになるといわれ、「マジか」「これぞガチオールスター」と野球ファンは嬉しい悲鳴を上げました。
しかし直前の今年1~2月になって様々な理由でくだんの大物たちが続々辞退を表明。結局「また『日本だけ本気大会』かよ」という雰囲気が濃厚になってきました。ちなみにこれまで出場辞退が明らかになった主なトップ選手は以下の通りです。
【アメリカ】
・コーテズ(ヤンキース)
・カーショー(ドジャース)
・ウェブ(ジャイアンツ)
【ドミニカ共和国】
・バルデス(アストロズ)
・カスティーヨ(マリナーズ)
・セベリーノ(ヤンキース)
・ペラルタ(ブルワーズ)
【プエルトリコ】
・コレア(ツインズ)
【イタリア】
・マンシーニ(カブス)
・ニモ(メッツ)
・ベスピ(オリオールズ)
・ロマノ(ブルージェイズ)
・スタッシ(エンゼルス)
なぜ辞退者が多いのか?
今回のWBCでは、各国の大物メジャーリーガーたちは総じて「母国のために戦いたい」「これ以上ない名誉」と参加にとても前向きだそうですが、なぜ今になって辞退表明が続出しているのでしょうか。そこにはサッカーなどとは異なる野球の特殊事情があるようです。
保険や球団の許可問題
例えば出場を熱望していたMLBを代表する左腕カーショー投手は、大会出場に必要な傷害保険の審査が下りなかったとか。WBC保険はメジャー40人枠入りしているレギュラー格選手のみ加入が必要で、①慢性的怪我がある②昨年怪我で長期離脱した―といった選手は適用不可。「ならば個人での加入を」と考えても、米国では保険料が巨額すぎて事実上「意味がない」という実態もあるようです。
またこうした保険や契約上の問題もあり、WBCに出るメジャートップ選手は所属球団から「球数・起用法・出場できる試合」などを細かく指定され、出場自体も球団の許可が必要になっています。
野球独特のハードル
また競技としての野球独特の理由も。例えばサッカーではクラブと代表とで若干ポジションや起用法が異なってもさほど問題になりませんが、プロの野球の場合「先発or抑え」「内野or外野」は調整、練習法や用具などが全く違い、誰でもがすぐに対応できるものではありません。→失礼しました!サッカーも時々叩かれてニュースになりますね...。選手が大変なのは同じでした。
所属球団と違う調整を2~3月に行うと、リーグに戻った時に戻すのに時間がかかる上、WBCは試合に出ない控え選手もかなり大勢。「散々練習だけして試合に出られないんじゃ、かえってシーズンに悪影響なだけ」という「本音」も、腰が引ける大きな理由になっているようです。
日本だけ本気がトレンド入り
メジャーではこうしたハードルが多いわけですが、反対にNPBは全面的に侍ジャパンを支援。WBC発足時から国を挙げて優勝に取り組もうと、代表チームや監督を常設して強化。球団は惜しみなくトップ選手を派遣し、東京五輪に至っては、期間中シーズンを止めて「金メダル」に球界が全集中したほどです。
この熱量の違いに、今回も毎回同様「日本だけ本気」がトレンド入りするなど、ファンの間では「やっぱりまた日本だけ頑張り、国内だけが盛り上がるのかぁ」の〝達観した声〟も漏れはじめました。
WBCの海外の盛り上がりは?
日本だけ本気な野球WBC。実際、アメリカ国内での関心度はどの程度なのでしょうか。
今回米国ではWBCをFOXが放送するといわれますが、前回大会を視察したNPB関係者によれば、球場近くのスポーツバーでもほとんど客の関心はゼロ。「一般層、ライト層へのマーケティングや取り込む工夫が全然されていない」(同関係者)という印象だったそうです。
WBC試合の開会セレモニーはそれなりに派手ながら、ワールドシリーズやスーパーボウルでは定番の「国歌演奏で戦闘機飛来」といった米軍の協力はなし。やはり一般のプロスポーツより、人気が数段落ちる面は否めないようです。
世界の野球人口自体がバスケ、サッカー、バレーなどには遠く及ばず、盛んな地域が限られるだけに「WBCに熱狂するのは日本など一部の国とファン限定」というのが、残念ながら今でも現実というしかないようです。
まとめ
要約しますと
- 野球WBCいよいよ開幕!でも盛り上がり日本などだけ?やっぱりまたも「日本だけ本気」説…
- 大物メジャーリーガー続々出場辞退。保険適用外、球団の許可が下りないなど数々ハードル
- 米国の一般ファンも低認知・無関心相変わらず。日本人「もういい。自分で楽しむわ」達観?