2024年といえば「4年に1度」のオリンピックイヤー。「え？こないだの東京から3年しかたってないのに」と思われるでしょうが、間違いなくオリンピック2024開催の年です。
オリンピック2024で実施される注目競技をご紹介するシリーズ第21回は「世界最古の格闘技」レスリングです。そのルールや見どころなどをシェアしましょう。（出典：Wikipedia、オリンピック2024（パリ五輪）公式、スポーツメディアなど）
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オリンピック2024 注目のレスリング
オリンピック2024は正式名称「第33回オリンピック競技大会」。参加国・地域数207、参加人数約1万人、競技種目は32競技329種目という非常に大きな大会です。日本からも400人規模の大選手団の参加が予想されています。
その中で今回はレスリングをクローズアップ。日本の「お家芸」としてメダルラッシュが今回も期待される、競技のルールや特徴などを以下に見ていきましょう。
概要
レスリングは、2人の選手が素手で組み合い相手を投げたり押さえつけようとする競技です。スポーツとしては陸上競技に次いで古く、紀元前3000年の壁画にも描かれた世界最古の格闘技といわれます。古代ギリシャなどでは盛んに行われ、紀元前427年生まれの哲学者プラトンも若い頃は大会で優勝経験があるそうです。
近代五輪では第1回の1896年アテネ大会から実施。第2回の1900年パリ大会を除きずっと行われてきました。
ルールと特徴
大きく二つの種類「グレコローマン」「フリースタイル」があり、それぞれ体重による階級別で実施されます。グレコローマンは腕と上半身だけを使って攻撃するもので、足は使えません。フリースタイルはその名の通り全身で戦います。
試合は直径9mの円形マットの上で行われます。現在のルールは、3分間×2ピリオドで、間に30秒のインターバルがあります。相手を組み伏せて両肩を同時に1秒間マットの上につける（フォール）と勝利です。
またさまざまな技でポイントを獲得でき、グレコローマンは8点差、フリースタイルは10点差がついた時点でリードした側の勝利です（テクニカル・フォール）。
例えば相手の足が場外に出たら1点、腹ばいの相手に後ろから90度以上回転させると2点、立った状態からの投げ技は4点、などです。
グレコローマンは、上半身だけでの投げ技などプロレスに近いダイナミックな技が魅力。フリースタイルは高速タックルなどのスピード感あふれる攻防が見どころです。
なおレスリングの反則は、首を絞める、腕をひねる、肘や膝で殴る、頭突き、髪の毛を引っ張る、噛みつくなど。頭や首に対する危険な技も禁止です。消極的な姿勢も反則の対象になります。
オリンピック2024のレギュレーション
オリンピック2024の新体操の内容は以下の通りです。
・出場枠は男子192名、女子96名。これは前回東京五輪と同じ人数で、グレコローマンは男子のみ、フリースタイルは男女で実施される。
・実施階級は以下の通り。
女子フリースタイル:50kg級、53kg級、57kg級、62kg級、68kg級、76kg級
男子グレコローマン:60kg級、67kg級、77kg級、87kg級、97kg級、130kg級
男子フリースタイル:57kg級、65kg級、74kg級、86kg級、97kg級、125kg級
・ダイレクトエリミネーション方式を採用。銅メダルは、決勝進出者に敗れた選手による敗者復活戦で競われる。
ネットの反応まとめ
出典：YouTube
まとめ
要約しますと
- オリンピック2024の注目競技レスリング。紀元前3000年から行われた世界最古の格闘技
- 日本のメダルラッシュ期待。グレコローマンは男子のみ、フリースタイルは男女で実施
- 各種目が6つの階級別でメダル争い。上半身だけ使う豪快グレコとスピード感のフリー
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